放射線・放射性物質QアンドA

放射線・放射性物質QアンドAについて掲載します。

質問1放射線は、測定する地点の高さによって、線量の値は変わりますか?

放射線量は、市の最近の測定実績から、「地表が最も高く、測定位置が上がるにつれ低くなる。」という結果が得られました。ある施設で、同じ時間帯に測定した結果は、次のとおりです(単位:毎時マイクロシーベルト)。

《地表:2.78、高さ50センチメートル:0.51、高さ100センチメートル:0.26》

市民の皆さんからも、「地表」の放射線量の値を心配する声が多数届いています。

そこで市では、今回の公共施設の除染実施を判断する場合に、安全側に立って「50センチメートル」ではなく「地表(地上1センチメートル)」とし、「毎時1マイクロシーベルト」という独自基準を設けました。

質問2原発事故による放射線が心配です。普段どおりの生活をしても問題ありませんか?

市の放射線量は、原発事故当時に比べると大きく減少し、現在は、おおむね毎時0.10~0.20マイクロシーベルト程度(地上100センチメートル)で推移しています。高い放射線量がある場所は、これまでの測定結果から、「面的な広がりのあるエリア」ではなく、「局所的な箇所」(ホットスポット)となっています。

具体的には、雨樋出口付近に多く、側溝内の土砂や落葉がたまっている箇所にも見られますので、ホットスポットの可能性がある「雨樋出口付近」「側溝内の土砂や落葉がたまっている箇所」に長い時間とどまらないようにしてください。この点に注意していただければ、あとは普段どおりの生活を心がけてください。

質問3新聞で報道される日光市の空間放射線量が、他市町に比べて高いと思いますが、なぜでしょうか?

放射線量は、地形や風向きなど気象条件の影響を受けるとされています。これらに加え、測定位置(高さ)、測定機器によっても数値の変動があるとされています。

下野新聞では、本年3月から県の測定結果をもとに、日光市を含む県内7市町の放射線量を掲載していますが、当初の測定位置(高さ)は、8メートル~20メートル(市は9メートル)まで大きなバラつきがありました。現在は、高さ50センチメートルの数値も掲載し、比較ができるようになっています。

この50センチメートルの数値の比較でも、市は高い傾向にあります。文部科学省が作成した土壌濃度マップによれば、那須から日光にかけての地域は、県内の他の地域に比べ、放射性物質がやや多く飛散したとされています。

市では4月以降、放射線量の測定を毎日行っていますが、市や県の測定結果から、市の放射線量は、原発事故当時に比べると大きく減少しています。現在、おおむね毎時0.10~0.20マイクロシーベルト程度(地上100センチメートル)で推移していますので、日常生活に影響を及ぼすようなレベルではないと考えています。

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企画総務部総務課防災対策係
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