景観重要建造物・樹木

日光市では、景観法の規定に基づき、景観計画区域内(=日光市内)の良好な景観の形成に重要な建造物を景観重要建造物として、また重要な樹木を景観重要樹木として指定しています。

景観重要建造物

景観重要建造物の指定状況は、以下のとおりです。令和2年(2020年)2月1日時点の指定数は、1です。

第1号:旧日光市庁舎

指定日

令和2年(2020年)1月6日【令和2年(2020年)日光市告示第2号】

建造物の外観

緑豊かな山々を背景に、周りの建物より遥かに高い白地の外壁で入母屋造りの旧日光市庁舎を上空から撮影した写真

建造物の概要

建造物の概要についての詳細
所在地 日光市中鉢石町999番地<地図
用途 旧日光市庁舎本館
棟数 1棟
建築年月日 大正初期(詳細不明)
構造 木造亜鉛メッキ鋼板葺4階建
敷地面積 3,239.4平方メートル
建築面積 1,156.1平方メートル
延べ床面積 2,461.7平方メートル
階数及び高さ 地上4階・高さ約23メートル
特徴 木造4階建の和洋折衷の入母屋造りで、当時としては珍しい米松を使用し、周囲の一部には高さ8メートルの石垣を築造しています。
沿革

当建造物は、当時地元の名士であった小林庄一郎氏が、日光を訪れる外国人向けのホテル経営を目指して、建設した建物です。

建設着工の時期は明治38年(1905年)頃、当時で35万円(現在の10数億円相当)の金額と15年の歳月をかけ大正8年(1919年)にほぼ完成したといわれています。名称も徳川家ゆかりの土地柄にちなみ「大名ホテル」と決定していたとのことですが、ホテルとしての使用実績はほとんどありませんでした。

昭和18年(1943年)に古河電工日光精銅所へ売却され、工員アパートとして使用されました。戦後一時的に進駐軍の社交場になりましたが、昭和23年(1948年)に旧日光町に寄附され、旧日光町役場本館として、昭和29年(1954年)の市制施行後は、旧日光市庁舎本館として使用されました。

平成18年(2006年)の市町村合併により、新日光市の日光総合支所(その後、名称変更により日光行政センター)となりましたが、平成30年(2018年)3月、新庁舎に日光行政センター機能が移転したことによりその役割を終えました。

今後、保存のための外観の修繕と、周辺の園地化を予定しています。

備考

当建造物は、ほかに次の指定を受けています。

【国登録有形文化財建造物:登録番号:09―0137】

指定年月日:平成18年(2006年)3月2日

【近代化産業遺産:日光金谷ホテルと日光観光関連遺産】

指定年度:平成19年度(2007年度)

景観重要樹木

景観重要樹木については、令和2年(2020年)2月1日時点で、指定はありません。

この記事に関するお問い合わせ先

建設部 都市計画課 都市計画係
電話番号:0288-21-5102
ファクス番号:0288-21-5176
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