令和2年提出の意見書・要望書

国や県に対する意見書・要望書の提出について

新型コロナウイルスによる観光業等の産業に対する影響への対応準備を求める意見書

提出日:令和2年3月9日

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、昨年12月に中国で最初の感染者が確認されて以来その流行が世界各地に拡大し、令和2年1月15日に神奈川県において中国武漢市から帰国した男性の感染が、国内ではじめて確認されました。その後、国内各地で感染例の確認が続き、2月22日には栃木県においてもクルーズ船ダイヤモンド・プリンセス号を下船後、自宅に帰宅した女性の感染が確認されました。このような中にあって、県においてはこれ以上の感染拡大の防止に向け、様々な対策を講じられていることと理解しています。しかしながら、COVID-19の影響はウイルスによる感染症の発症にとどまらず、今後あらゆる産業への影響が危惧され、すでに一部では顕在化しはじめています。殊に観光地においては宿泊のキャンセルなど観光客の減少による観光事業者への直接的な影響だけではなく、観光事業者と取り引きのある事業者や交通事業者など、多様な業種に影響が広がることが懸念されます。ついては、既に国による新型コロナウイルス感染症の影響を受ける事業者への支援策のとりまとめや、県における制度融資の創設など、支援の動きが始まっていることは承知しているところではあるが、事業活動における様々な影響を十分に考慮し、支援策の拡充や適用範囲の拡大、終息後の積極的な経済対策の検討を行うなど、対応を遅滞なく進めることを強く求める意見書を提出しました。

日光市立国民健康保険栗山診療所の医師の居住に関する意見書

提出日:令和2年3月24日

国民健康保険栗山診療所は、容易に医療機関を利用できない栗山地域において、住民が身近な場所で安心して医療を受けられるよう設置しているもので、勤務する医師は、県の自治医科大学卒業医師の派遣制度を利用し、継続的な派遣を受けています。当診療所の医師は、平成18年3月の市町村合併前は栗山地域に居住し、夜間や緊急時なども対応されていました。しかし、現在は栗山地域に居住しておらず、夜間の医師不在は住民に不安をもたらしています。また、当診療所の休診日は、木曜日、土曜日、日曜日、祝日、年末年始であり、大型連休等の長期の休みの間は地区内に医師が不在となるため、車で50分程度を要する今市地域の医療機関へ搬送するか、場所によっては現場への到着までに1時間程度、そこから医療機関への到着までに1時間程度を要する救急車を呼ぶしかない現状があります。日光市においては、地域医療連携推進法人が組織され、地域の実情に応じた診療体制を確立できるような取組が進められているが、少子・高齢化が急速に進む栗山地域において、夜間等の医師不在の問題は人口減少を加速させる懸念があります。へき地診療所への医師派遣については、日光市から県に要望を行っていること、また派遣が厳しいことも承知しているが、栗山地域住民の不安を払拭し、生活に則した医療体制を構築することを強く求める意見書を提出しました。

新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財源の急激な悪化に対し地方税財源の確保を求める意見書

提出日:令和2年8月31日

新型コロナウイルス感染症が世界的に蔓延し、わが国は、戦後最大の経済危機に直面しています。地域経済にも大きな影響が及び、本年度はもとより来年度においても、地方税・地方交付税など一般財源の激減が避けがたくなっています。地方自治体では、医療介護、子育て、地域の防災・減災、雇用の確保など喫緊の財政需要への対応はじめ、長期化する感染症対策にも迫られ、地方財源は巨額の財政不足を生じ、これまでにない厳しい状況に陥ることが予想されます。そのため、令和3年度地方財政対策及び地方税制改正に向け、地方税財源の確保を強く要望する意見書を提出しました。

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