輝き人「神山水産 神山勇人さん」(広報にっこう2023年8月号)

沢山のマスが入った玉網を持った、笑顔の神山勇人さんの写真

神山水産神山勇人(かみやまゆうと)さん

マスの養殖する水槽の前に立っている神山勇人さんの写真

神山勇人さん(今市在住)

神山水産従業員

マスで人を呼び込む、日光そして足尾へ

大学卒業後、日光市へUターン就職して6年。マスで足尾を盛り上げられないかと熱い想いを持ちながら、仕事にもイベント活動にも力を注ぐ神山水産の神山さんにお話を伺いました。

Uターン就職のきっかけは?

Uターン就職のきっかけは?
就職活動での内定報告のため、実家に戻ってきた際に、家業の養殖業を継いでほしいと家族から言われたのがきっかけです。
当初は、旅行会社へ就職し、すぐに日光へ戻ってくる予定はありませんでしたが、遅かれ早かれ、必ず戻ろうと思っていました。そんな中、家族の想いや、技術や経験が大切なこの仕事の大変さを聞き、生半可な気持ちで継ぐことができるものではないと感じ、日光に戻る決心をしました。

現在の仕事は?

玉網に入った口の開いた鱒のアップ写真

ヤマメ・イワナ・マスの産卵から出荷までを自分たちで行っています。また、春には河川放流、秋には観光シーズン、冬には管理釣堀など、1年を通して忙しくしています。

屋外の水槽の中に沢山のマスが泳いでおり、水面に機械が設置されている写真

足尾を盛り上げたいと思ったきっかけは?

足尾地域で活動している地域おこし協力隊の橋本健史隊員との出会いです。
入社してからは、自分の仕事で精一杯で「これから仕事を覚えていかなくてはならない」という、想いで必死に仕事をしていました。
しかし、2年前、橋本隊員にお会いし、話していくうちに、足尾に対する熱意に大きな影響を受けました。そして、足尾を盛り上げたいという想いが一気に強まりました。
私が育てているマスで、橋本隊員が行っているイベントなどと連携することで、人を呼び込めるのではないかと思うようになりました。

足尾での活動は?

3月に橋本隊員が運営する地域拠点「NAORIDOCK」でのイベントで、マスを使ったあら汁やお刺身などを提供しました。このイベントを通して、足尾の方でも、マスを初めて食べたり、買ったりした方が多くいらっしゃいました。宇都宮や、群馬県から来てくれた方もいて、橋本隊員とイベントで連携して、こういった機会を創出していくことが大切だと思いました。

また、8月13日(日曜日)には、足尾納涼祭が開催されます。足尾漁業組合と共同でヤマメの串焼きを販売する予定です。地域の皆さんと協力してお祭りを盛り上げたいと思います。

今後の目標は?

足尾に足を運んでもらうことに関して3つあります。
1つ目は、従業員数を確保することです。若手を率先して採用し、大自然で働く良さを推していきたいです。今後、従業員が多くなれば、寮をつくるなどして、少しでも足尾に住む若者を増やしていきたい思います。

2つ目は、渓流釣り堀を設けることです。釣りが好きな人などに、県内外を問わず、足を運んでいただける場所を作っていきたいです。

3つ目は、地域の皆さんと連携することです。足尾は、松木渓谷の美しい景観や、足尾銅山などの産業遺産が残る歴史ある街です。この足尾の魅力、足尾という場所を、皆さんと連携して発信していきたいです。

最後に、マスで日光そして足尾を盛り上げるために、「日光といえばマス」と皆さんに言ってもらえるように、認知度を高める取り組みも続けていきたいと思います。

室内で神山さんがインタビューされている様子の写真

インタビューを終えて

足尾へ人を呼び込みたいという神山さんの、足尾とマスへの愛を深く感じることができました。若く、とても活力がある神山さん。これからの活動にも注目していきたいと思います。

この記事に関するお問い合わせ先

企画総務部秘書広報課シティプロモーション係
電話番号:0288-21-5135
ファクス番号:0288-21-5137
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