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更新日:2023年3月31日

感染症情報

栃木県内の感染症情報など

  • 季節の変わり目で暖かい日もあれば肌寒い日もあります。体調を崩さないようにしましょう。
  • 感染症の予防にはうがいと手洗いが基本です。外出先から帰ったら、食事やおやつの前に、せっけんを使って丁寧に手を洗いましょう。また、自分自身のからだの免疫力を保つために、規則正しい生活、バランスの取れた栄養摂取、十分な休養や睡眠を取ることが大切です。
  • 栃木県感染症情報センターではホームページで栃木県内の感染症の発生状況(外部サイトへリンク)を公開しています。(別ウインドウで開きます)

新型コロナウイルス感染症に関する情報

新型コロナウイルス感染症については詳しくは「新型コロナウイルス感染症について」(日光市ホームページへリンク)をご覧ください。

栃木県ノロウイルス食中毒特別警戒情報発信中!

ノロウイルス食中毒は1年をとおして発生しますが、特に冬季の発症者が多く報告されています。栃木県ではノロウイルス食中毒の発生が増加する11月1日から翌年3月31日までの期間を「栃木県ノロウイルス食中毒予防推進期間」と定めて注意喚起をしています。ノロウイルス食中毒予防のポイントをご確認ください。

インフルエンザの流行シーズンに入りました

令和5年1月12日、栃木県におけるインフルエンザの流行シーズン入りが発表されました。栃木県全体では3年ぶりの流行シーズン入りとなります。

栃木県では、冬の感染防止対策について情報提供しています。

インフルエンザ

インフルエンザについて

インフルエンザは、インフルエンザウイルスによる感染症で、例年12月から3月にかけて流行すると言われています。1日~4日くらいの潜伏期を経て、高熱、頭痛、筋肉痛などの全身症状が突然に現れます。のどの痛みや鼻水、せきなどの一般的な風邪と同じような症状も出ます。

感染経路は、せきなどで飛び散ったウイルスを吸い込んで感染する飛沫感染のほか、ウイルスが付着したドアノブなどに触れて感染する接触感染があります。

インフルエンザは発症しても多くの場合は自然に回復しますが、肺炎、気管支炎、脳症などの合併症を起こすと重症化する場合があります。高齢者や循環器、呼吸器等の持病のある方は、重症化するリスクが高いので、特に注意が必要です。

インフルエンザの予防について

インフルエンザのワクチン接種は、発症そのものを完全に予防することはできませんが、重症化を抑える効果が認められており、合併症を併発することによる死亡リスクが抑えられます。

また、流行期にはできるだけ人込みへの外出を避けること、石けんを使った手洗い、せきエチケットを守ることが大切です。また、乾燥するとウイルスが活発化しやすいので、室内を適度な湿度を保つようにします。暖房中は、換気とともに湿度の管理にも注意しましょう。

感染症の予防の基本は手洗いの励行と、自分自身の病気への抵抗力を弱めないために、睡眠不足にならないように十分な休養をとることと、バランスのとれた栄養をとることが大切です。

インフルエンザを発症した場合、発症後3日から7日間程度は鼻やのどからウイルスを排出します。解熱とともに排出するウイルスの量は減少しますが、解熱後もウイルスを排出して周囲のひとに感染させてしまう可能性があります。せきやくしゃみが出る間は外出は控えましょう。

医療機関を受診する際には、高熱があるなどの症状を伝えて、診察の順番をどのように待機していたらよいのか、などをよく確認して医療機関の指示に従うようにしてください。

感染性胃腸炎について

感染性胃腸炎とは、主にウイルスなどを原因とする胃腸炎の総称です。

原因となるウイルスには、「ノロウイルス」「ロタウイルス」「サポウイルス」「アデノウイルス」などがあります。

これらの胃腸炎は、一年を通して発生がみられます。特に冬季は「ノロウイルス」による集団食中毒が多いようです。

感染経路としては、汚染された食品を食べて感染する他、患者の吐物や下痢便を処理する際にウイルスを吸い込んでしまう飛沫感染、あるいはウイルスが付着したドアノブなどに触れて感染する接触感染などがあります。

症状

潜伏期間は1日から2日です。主な症状は、激しい吐き気やおう吐、腹痛、水様性の下痢、発熱などです。一般に症状は3日程度で軽快しますが、新生児や高齢者などでは重症化し、脱水症状を引き起こす場合がありますので注意が必要です。感染の疑いがある場合は、早めに医療機関を受診しましょう。

感染を予防するためには

  • 普段から、石けんを使ってこまめに手洗いをしましょう。トイレの後、おむつ交換やトイレ介助の後、調理・配膳・食事の前には、必ずよく手を洗いましょう。
  • 手洗いは、爪を短く切り、指輪をはずして、石けんを十分泡立てて手指を洗浄してください。

正しい手洗い(PDF:572KB)(別ウィンドウで開きます)

  • ノロウイルスやサポウイルスは、食品の中心温度85℃以上で1分以上の加熱が有効とされています。特に、加熱調理用の生の貝類は十分過熱してください。
  • ふだんから、バランスの良い食事や十分な睡眠をとってください。
  • 下痢やおう吐等の症状があるときは、調理や食品を直接取り扱う作業を避け早めに医療機関を受診しましょう。
  • おう吐物などの処理は、マスク・手袋を着用し、雑巾などでしっかりとふき取り、ビニール袋に入れて密封し捨てましょう。その後、おう吐物などがあった場所を次亜塩素酸ナトリウム消毒液を浸した布などでよくふき取り、そのあと水拭きをしてください。

※関連リンク:厚生労働省ホームページ「ノロウイルスに関するQ&A」(外部サイトへリンク)(別ウインドウで開きます)

栃木県から、ノロウイルスによる感染性胃腸炎の予防対策についてまとめたもの(外部サイトへリンク)が提供されていますのでご覧ください。(別ウインドウで開きます)

栃木県から、感染性胃腸炎について県民の皆様へ注意喚起がされています。((PDF:91KB)別ウインドウで開きます)

腸管出血性大腸菌感染症

O-157をはじめとした腸管出血性大腸菌の感染は、季節を問わず発生します。十分な注意を払って予防対策を心がけましょう。

腸管出血性大腸菌感染症の症状

  • 腸管出血性大腸菌感染症は、菌に汚染された食品や水を介して感染します。また、患者の糞便から感染することもあります。発症すると水様性の下痢、激しい腹痛、血便、嘔吐、高熱などの症状が出ます。
  • 重症化すると脳症や溶血性尿毒症症候群(HUS)などを引き起こす場合もあります。特にHUSは尿の減少、血尿などを起こして、意識障がいなどの重篤な症状を伴うこともあり、乳幼児や高齢者など免疫の低下している人は特に注意が必要です。

腸管出血性大腸菌感染症の予防対策

腸管出血性大腸菌感染症の予防のために、次のことを心がけてください。

  1. 調理や食事の前、トイレの後、動物等に触れた後は、必ず石けんで手をよく洗いましょう。
  2. 牛肉や鶏肉の刺身など、食肉を生で食べることは控えましょう。
  3. 調理については、食品の中心部まで十分に加熱します。十分な加熱とは、中心温度が75度で1分以上の加熱が必要です。
  4. 生肉を焼くためのトングや箸と食べるための箸は必ず別にしましょう。
  5. 調理の際の包丁、まな板や食器など、調理器具は清潔に取り扱ってください。

その他

腸管出血性大腸菌感染症の中でも、特にO-157は、加熱の不十分な食材から感染し、極めて少数の菌で発症し感染症・食中毒をおこします。そのため感染者の便からも簡単に二次感染が起こります。感染すると血便や激しい腹痛(出血性大腸炎)を引き起こし、腎臓機能の障がいや急性脳症など、命にかかわる場合もありますので特に注意が必要です。

RSウイルス感染症

RSウィルス感染症に気をつけましょう

RSウィルス感染症とは

RS感染症とはRSウィルスの感染による急性の呼吸器感染症です。生後1歳までに半数以上が、2歳までにほぼ100パーセントの児がかかるといわれていて、その後も一生にわたって再感染を繰り返します。主な感染経路は、飛沫感染と接触感染です。感染している人のせきやくしゃみなどからウィルスを吸い込む場合や、ウィルスがついているドアノブや手すりなどに触れて感染する場合です。

症状は

潜伏期間は2日から8日間で、発症すると発熱、鼻汁などの症状が数日間続きます。多くは軽症で済みますが、重症化する場合はひどいせきが出る、喘鳴が出る、呼吸困難になるなどの症状が出て、気管支炎や肺炎になることがあります。

初めてRSウィルスに感染発症した場合は、症状が重くなりやすいといわれています。このため、生後数ヶ月間のお子さんの場合は注意が必要です。また、早産児や心臓や肺に基礎疾患がある児や、免疫不全がある場合は重症化のリスクが高くなりますので、特に注意が必要です。

RSウィルス感染症には特効薬はありません。治療は対症療法となります。

予防対策など

  1. 普段からうがいと手洗いをしっかりしましょう。外出後や乳幼児の世話の前後には、流水と石けんを用いて十分に手を洗いましょう。
  2. 発症の中心が0歳児と1歳児の赤ちゃんです。日常的に赤ちゃんに接する人はせきが出るなどの呼吸器症状がある場合はマスクを着用しましょう。
  3. RSウィルス感染した小児を看護するときは、鼻汁や分泌物の処理や取扱いに注意してください。症状が改善してもしばらくの間はウィルスの排泄が続きますので注意が必要です。

RSウィルス感染症についてくわしくは

RSウィルス感染症に関するQ&Aをご覧ください。(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)

風しんを予防しましょう

平成30年の夏頃から風しんの患者数が関東地方を中心に増加しています。今までに風しんにかかったことがない方は、予防接種を受けることもご検討ください。

  • 風しんは、風しんウイルスの飛沫感染によって起こる感染症で、潜伏期間は2週間から3週間程度です。主な症状は全身性の発疹、発熱、首や耳の後ろのリンパ節の腫れ、関節炎などです。
  • 今回の流行では、患者の7割が男性で、特に子どもの頃に予防接種を受けていない世代と言われている30歳代から50歳代の男性が多いようです。
  • 妊娠中、特に妊娠初期の女性がかかると胎内の赤ちゃんにも感染し、難聴や白内障、心臓疾患などの障がいをもって生まれてくる先天性風しん症候群を起こす恐れがあります。

くわしくは、厚生労働省のホームページより風しんについて(外部サイトへリンク)(別ウインドウで開きます)をご参照ください。

国立感染症研究所のホームページ(外部サイトへリンク)では、風しん患者の発生動向の最新情報を掲載していますので、ご覧ください。(別ウインドウで開きます)

昭和37年4月2日から昭和54年4月1日の間に生まれた男性を対象として、風しんの抗体検査を無料で受けられます(クーポン券の期限が延長されました)

  • 無料で風しんの抗体検査、抗体検査の結果、予防接種が必要とされた方には無料で風しんの予防接種が受けられる制度です。
  • 無料で抗体検査や予防接種を受けるためには、住所地の市区町村が発行したクーポン券が必要となります。
  • 令和元年度は、昭和47年4月2日から昭和54年4月1日までの間に生まれた男性を対象としてクーポン券を郵送いたしました。これは国の指針によるもので、対象者を区切って発送したものです。令和2年3月末には昭和37年4月2日から昭和47年4月1日までの間に生まれた男性の方にクーポン券を郵送しています。

クーポン券はの有効期限が2023年2月と表記されていても、2024年2月まで引き続き使用することができます。

「有効期限2020年3月」、「有効期限2021年3月」、「有効期限2022年2月」または「有効期限2023年2月」と記載されたクーポン券をお持ちの方は、有効期限の表記はそのままで「有効期限2024年2月」まで使用することができます

クーポン券を利用した風しんの抗体検査や予防接種について、くわしくは厚生労働省ホームページ「風しんの追加的対策について」(外部サイトへリンク)をご覧ください。(別ウインドウで開きます)

風しんについて

風しんウィルスの飛沫感染によって起こります。潜伏期間は2~3週間です。軽いかぜ症状ではじまり、発疹、発熱、後頸部リンパ節腫脹などが主な症状です。
妊娠初期に風しんに感染すると、胎盤を介して胎児に感染し、生まれてくる児に白内障、心疾患、難聴などの障がいが起こる「先天性風しん症候群」を発症することがあります。

妊婦への感染を防ぐために

以下の方のうち、明らかに風しんにかかったことがある、予防接種を受けたことがある、又は風しんへの抗体が陽性だと確認できた方以外は、任意で予防接種を受けることもご検討ください。

  • 妊婦の夫、子ども及びその他同居の家族
  • 10歳代後半から40歳代の女性(特に、妊娠を希望している方、妊娠する可能性の高い方)
  • 産後間もない方

風しん抗体検査

  • 栃木県では風しんの抗体検査を無料で実施しています。

対象となるのは県内に居住する次の1から3のいずれかに該当する方です。

  1. 妊娠を希望する女性
  2. 妊娠を希望する女性の配偶者などの同居者
  3. 風しんの抗体価が低い妊婦の配偶者などの同居者

ただし、過去に風しん抗体検査を受けたことがある方明らかに風しんの予防接種歴がある方もしくは風しんに罹ったことがある方は対象者から除かれます

対象となる方で風しん抗体検査を希望する方は、無料で検査を受けることができます。

医療機関で抗体検査を受ける場合
  • 栃木県内の医療機関で風しん抗体検査を受けることができます。

医療機関で風しんの抗体検査を希望する方は、医療機関に申込書を提出して予約をしてください。

申込書のダウンロードができますのでご利用ください(PDF:117KB)(別ウインドウで開きます)

「風しんの抗体検査を受ける方へ」(PDF:211KB)をご覧ください。(別ウインドウで開きます)

風しんの抗体検査を実施する医療機関(外部サイトへリンク)の一覧を確認してください。(別ウインドウで開きます)

麻しん(はしか)と風しんの予防接種

麻しん(はしか)と風しんは予防接種法による定期予防接種です。麻しん風しん混合(MR)ワクチンとなっています。対象者は第1期として生後12か月~24か月(1歳になってから2歳になるまで)、第2期として小学校入学前1年間(幼稚園・保育園等の年長児)です。対象となっている乳幼児は早めに必ず受けるようにしましょう。

麻しん(はしか)風しん予防接種(MR混合ワクチン)(予防接種のページを見ることができます。)

定期予防接種以外で風しんの予防接種を希望する方は、任意で予防接種を受けることとなります。かかりつけ医等にご相談してください。風しん単独ワクチンまたは麻しん風しん混合(MR)ワクチンの接種となります。

  • 日光市では、先天性風しん症候群から赤ちゃんを守るために、成人を対象とした「風しん予防接種費用一部助成」を実施しています。

くわしくは、風しん予防接種費用一部助成のチラシ(PDF:338KB)をご覧ください。(別ウィンドウで開きます)

日光市内で予防接種を受けることができる医療機関一覧(PDF:85KB)をご確認ください。(別ウインドウで開きます)

申込書のダウンロードができますのでご利用ください(PDF:106KB)(別ウィンドウで開きます)

申込書は市役所本庁市民課、各行政センター市民サービス係、各地区センター、出張所にも置いてあります。

妊娠中又は妊娠の可能性がある場合は予防接種を受けることは適切ではありません。また、予防接種後2か月間は妊娠を避けることが必要です。

海外に渡航する方へ

渡航する前に感染症情報を確認しましょう

海外渡航の予定のある方は、渡航先についての情報を必ず確認しておきましょう。渡航先の感染症の流行状況なども確認しておきましょう。

厚生労働省では新型コロナウイルス感染症水際対策を実施しています。「これから海外から日本へ来られる方へ、海外へ行かれる方へ」(外部サイトへリンク)(別ウインドウで開きます)

厚生労働省検疫所のホームページの情報を確認しましょう(外部サイトへリンク)(別ウインドウで開きます)

厚生労働省では海外へ渡航する方に向けてさまざまな感染症情報を提供しています。

蚊やマダニなど以外にも動物に由来する感染症があります。

狂犬病は、犬だけではなく猫やコウモリ、アライグマなどにかまれることによってうつってしまうこともあります。野生動物にはむやみに触らないようにしましょう。

動物由来の感染症についての情報も確認しておきましょう。

もし、動物にかまれたらすぐに傷口を洗って、できるだけ早く医療機関を受診してください。帰国時には検疫所で渡航中に動物にかまれたことを必ず伝えてください。

厚生労働省検疫所のホームページ(外部サイトへリンク)(外部サイトへリンク)でもさまざまな情報を提供しています。(別ウインドウで開きます)

麻しん(はしか)に関する注意喚起情報

海外旅行に行く場合は、事前に渡航先の感染症の発生状況、麻しんなどの流行状況を確認しておきましょう

麻しんは、感染力が非常に強い感染症です。感染してから症状が現れるまでに、10日~12日の期間があります。

海外旅行から帰った後に、発熱などの症状がありましたら、事前に医療機関に渡航先の国名等を伝えて、医療機関の指示に従って受診するようにしましょう。また、受診する際は、周囲の方に感染させないように、公共の交通機関の利用を避けるなどの配慮をお願いいたします。

夏季に特に注意したい感染症について

咽頭結膜熱、ヘルパンギーナ、手足口病、伝染性紅斑についてなどに注意が必要です。

タオルやハンカチの貸し借りなどはしないようにしましょう

感染症を予防するには、適切な手洗いの励行、バランスのとれた栄養と十分な睡眠です。日頃からしっかりと予防しましょう。また、症状がある場合には早めに医療機関を受診しましょう。

咽頭結膜熱

咽頭結膜熱は39度から40度の発熱に始まり、その後にのどの痛み、結膜炎などの症状が3日から5日間制度続きます。プールを介して流行することがあるため、プール熱とも呼ばれます。

  • 予防対策としては、手洗いとうがいです。またプールに入る前と入った後はシャワー、洗顔、うがいをしっかりと行ってください。
  • ハンカチやタオルの貸し借りはやめましょう。
  • 予防するワクチンなどはありません。

ヘルパンギーナ

突然の高熱、のどの痛みなどが症状として現れます。また口の中に小さな水ぶくれができ、やがて水ぶくれが破れ、ただれて痛みを伴います。主に夏季に流行する感染症です。

高熱は、38度から40度くらいまで上がり、3日くらい続きます。食欲不振や全身のだるさなどが見られます。乳幼児に多い病気です。

伝染性紅斑

主な症状は顔面に現れる赤い発疹です。平手打ちをされた頬のような強い赤色のため、リンゴ病と呼ばれます。全身や手足にもレース状の紅斑が見られます。赤い発疹が現れる数日前に、発熱や倦怠感、せきや鼻水などのかぜのような症状が出ることもあります。妊娠中の女性が感染すると流産を起こすことがありますので、特に注意しましょう。

手足口病

子どもを中心に特に夏に流行する感染症です。特に5歳以下の乳幼児がかかりやすい病気です。手足口病は感染してから3日から5日くらい後に、口の中、手のひら、足底などに2ミリメートルほどの水ぶくれのような発疹が出ます。発熱の症状もありますが、高熱にはならないことが多いようです。ほとんどの場合は数日間で治る病気です。ごくまれに髄膜炎や心筋炎など重症な合併症を起こすことがあるので、症状が改善しない場合には、早めに医療機関を受診しましょう。

蚊が媒介する感染症について

蚊の種類によって感染症の原因となるウイルスをもっているものがあります。ウイルスをもっている蚊に刺されることによってかかってしまう感染症を、蚊媒介感染症といいます。ジカウイルス感染症、デング熱、日本脳炎などがあります。

熱帯や亜熱帯地域に属する海外諸国では、蚊媒介感染症が多く発生しており、海外旅行などで感染して帰国後に症状が出ることもあります。海外旅行のときだけではなく、日ごろから蚊に刺されないように注意しましょう。

ジカウイルス感染症について

中南米を中心に、ジカウイルス感染症の感染が多数報告されています。ジカウイルス感染症はデング熱などと同様に、蚊を媒介して感染します。

妊婦の方は流行地域への渡航を控えたほうがよいとされています

  • ジカウイルスは母体から胎児への感染を起こすことがあり、小頭症などを起こす可能性があります。こうしたことから、妊婦の方は流行地域への渡航を控えたほうがよい、とされています。

流行地域から帰国する方で、帰国時に発熱等の症状がある方やご心配な方は、検疫官にご相談ください。

帰国後に発熱等の症状が出た方や、ご心配なことがある方は最寄りの保健所にご相談ください。

日光市の最寄りの保健所は、鹿沼市の栃木県県西健康福祉センター(0289-62-6225)です。

ジカウイルス感染症に関するくわしい情報は厚生労働省のホームページからご覧ください。

その他の蚊媒介感染症について

日本脳炎

コガタアカイエカという蚊が媒介する感染症で、蚊に刺されることで感染します。人から人には感染しません。1週間から2週間ほどの潜伏期間を経て、発熱、頭痛、目の奥の痛み、関節痛、発疹などの症状が現れます。感染していても発症するのは100人から1000人に1人程度といわれていますが、発症すると重い後遺症が残ったり、死亡する場合もある感染症です。

デング熱

ヒトスジシマカやネッタイシマカという蚊が媒介する感染症で、3日間から1週間、長くは2週間くらいの潜伏期間を経て、発熱、頭痛、目の奥の痛み、関節痛、発疹などの症状が現れます。多くは軽傷で済みますが、まれに重症型のデング出血熱となることがあります。ヒトスジシマカは日本国内の広い範囲で生息しており、5月下旬から10月下旬が活動時期となります。

デング熱は東南アジアで流行しており、特に今年はフィリピンにおいては感染者数が増加しています。

チクングニア熱、マラリアなど

ダニが媒介する感染症

野外のヤブや草むら、林などにいるマダニ類やツツガムシ類などのダニは、動物の退役を吸います。

ダニの対策をせずにダニの生息する場所に立ち入ってダニに刺されることがあります。ダニは感染症の原因となる細菌やウイルスなどをもっていることがあり、こうしたダニに刺されると感染症を発症することがあります。日本では、日本紅斑熱やつつが虫病、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)などが報告されています。

マダニについて

マダニは、衣類や寝具に発生するヒョウダニなどの家庭内に生息するダニとは種類が違います。

硬い外皮に覆われた比較的大型のダニで、吸血前の大きさで3ミリメートルから8ミリメートルくらいの大きさです。主に山林や草むらなどの野外に生息します。

ダニに刺されないためには

マダニやツツガムシ類が生息している山林や草むらに立ち入る場合には、なるべく肌を露出しないようにしましょう。

国立感染症研究所では、マダニの写真などを掲載して、マダニ対策をわかりやすく解説しています。

ダニに刺されてしまったら

ダニに刺されても、痛みやかゆみがないことが多く、気づかないことがあります。山林や草むらなどの野外での活動後の着替えやシャワー、入浴の際には身体にダニが付いていないか確認しましょう。

マダニ類の多くは、人や動物に付くと、皮膚にしっかりと口器を突き刺してそのまま数日から長いものでは10日以上も吸血します。吸着しているダニを無理やり引き抜こうとすると、ダニの一部が皮膚の内部に残って化膿したり、マダニの体液を逆流させてしまったりする恐れがあります。自分で取ろうとしたりせずに、医療機関で処置してもらいましょう。

マダニに刺されたら、数週間程度は体調の変化に注意して、発熱や発疹等の症状がある場合には早めに医療機関を受診しましょう。

ダニが媒介する感染症

重症熱性血小板減少症候群(SFTS)

SFTSウイルスを病原とし、発熱、嘔吐、吐き気、下痢、腹痛などの消化器症状が主な症状です。重症化した場合には死に至ることもあります。春から秋にかけて患者の発生が多くみられます。

詳しくは国立感染症研究所や厚生労働省のホームページをご覧ください。

日本紅斑熱

日本紅斑熱の主な症状は、発熱と発疹です。春から初冬にかけて患者の発生が多くみられます。詳しくは国立感染症研究所のホームページをご覧ください。

ツツガムシ病

ツツガムシ病は、高熱と発疹が主な症状で春と秋に患者発生のピークがありますが、関東地方から九州地方では、秋から初冬に患者の発生が多くみられます。詳しくは国立感染症研究所のホームページをご覧ください。

ダニ媒介脳炎

ダニ媒介脳炎ウイルスを保有するマダニに咬まれることで感染します。1週間から2週間程度の潜伏期間を経て、発熱、頭痛、悪心などの症状が現れます。昏睡、けいれん、麻痺などの脳炎症状が現れる場合があります。国内では北海道での発生が報告されていて、死亡した例もあります。ダニ媒介脳炎について詳しくは厚生労働省のホームページをご覧ください。

ハンセン病元患者家族の方に対する補償金支給制度が始まりました。

令和元年11月22日「ハンセン病元患者家族に対する補償金の支給等に関する法律」が公布・施行されました。

くわしくは、厚生労働省ホームページのお知らせ等をご覧ください。(外部サイトへリンク)(別ウインドウで開きます)

また、補償金支給制度の内容等を説明するリーフレット(PDF:914KB)(別ウインドウで開きます)をご覧ください。

中東呼吸器症候群(MERS)について

MERSに関する情報については、以下に示すホームページをご参照ください。(別ウインドウで開きます)

鳥インフルエンザ(H7N9)について

中国において鳥インフルエンザウイルスA(H7N9)への感染が報告されています。ヒトからヒトへの感染は確認されていません。

くわしくは、下記のホームページで情報提供していますので、ご確認ください。(別ウインドウで開きます)

性感染症について

  • HIVなどの性感染症についての相談や検査は栃木県内の各健康福祉センターで実施しています。

くわしくは、栃木県感染症インフォメーション性感染症に関する情報(外部サイトへリンク)をご覧ください。(別ウインドウで開きます)

栃木県県西健康福祉センター(鹿沼市今宮町1664-1電話0289-62-6225)では、性感染症の検査を無料で実施しています。また、夜間のHIV検査を毎月第2木曜日に実施しています。

くわしくは、検査、相談に関するページ(外部サイトへリンク)をご覧ください。(別ウインドウで開きます)

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お問い合わせ

所属:健康福祉部健康課健康推進係

電話番号:0288-21-2756

ファクス番号:0288-21-2968

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