旧日光市役所記念公園

旧日光市役所記念公園がオープンしました

旧日光市庁舎の外観の修繕と周辺の園地化を行い、令和4年(2022年)4月に旧日光市役所記念公園としてオープンしました。

案内板と「旧日光市役所記念公園」と書かれた石碑が設置され、後方に緩やかな傾斜道を進むとお城のような佇まいの旧日光市庁舎の外観写真

 旧日光市役所記念公園は豊かな自然や国際避暑地の歴史とふれあいが楽しめる公園です。

 JR日光駅・東武日光駅と世界遺産「日光の社寺」の中間地点にあり日光の東町の象徴的な建物として市民から大切にされています。市民と観光客の交流や休憩撮影スポットとして整備しました。

旧日光市庁舎

木造4階建の和洋折衷の入母屋造りで、当時としては珍しい米松を使用し、周囲の一部には高さ8メートルの石垣を築造しています。

旧日光市庁舎の外観設計図の画像
  • 建築年、大正初期(詳細不明)
  • 構造、木造4階建(和洋折衷入母屋造り)
  • 高さ、約23メートル

沿革

 当建造物は、当時地元の名士であった小林庄一郎氏が、日光を訪れる外国人向けのホテル経営を目指して、建設した建物です。

 建設着工の時期は明治38年(1905年)頃、当時で35万円(現在の10数億円相当)の金額と15年の歳月をかけ大正8年(1919年)にほぼ完成したといわれています。名称も徳川家ゆかりの土地柄にちなみ「大名ホテル」と決定していたとのことですが、ホテルとしての使用実績はほとんどありませんでした。
昭和18年(1943年)に古河電工日光精銅所へ売却され、工員アパートとして使用されました。戦後一時的に進駐軍の社交場になりましたが、昭和23年(1948年)に旧日光町に寄附され、旧日光町役場本館として、昭和29年(1954年)の市制施行後は、旧日光市庁舎本館として使用されました。使用当時は、現役の市庁舎として最古の建物であるといわれていました。

 平成18年(2006年)の市町村合併により、新日光市の日光総合支所(その後、名称変更により日光行政センター)となりましたが、平成30年(2018年)3月、新庁舎に日光行政センター機能が移転したことによりその役割を終えました。

地図

この記事に関するお問い合わせ先

地域振興部日光行政センター地域づくり推進係
電話番号:0288-54-1112
ファクス番号:0288-54-2425
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