苫小牧市と日光市の姉妹都市提携の背景

苫小牧市は北海道中南部に位置する人口約17万人の都市で、苫小牧港と新千歳空港という北海道の海と空の玄関を擁する産業拠点市として発展しています。

日光市の姉妹都市八王子市にかつて住んでいた江戸幕府の家臣団「八王子千人同心」は、日光火の番を勤め二社一寺や日光の街を守りましたが、蝦夷地の防衛や開拓も行いました。寛政12(1800)年に蝦夷地に入り、過酷な自然条件などにより4年で土地を離れましたが、これが苫小牧の礎となりました。

こうした八王子千人同心による結びつきや、アイスホッケーを中心とした交流という縁を背景に、昭和57(1982)年に旧日光市と姉妹都市の盟約を結び、平成18年の合併後、現在の日光市として平成18年10月1日に再盟約を結びました。

苫小牧市は八王子市とも姉妹都市の提携をしており、全国でも珍しい3姉妹都市となっています。

新千歳空港(下写真)

青空の広がる空と3機の飛行機が停まっている新千歳空港の様子の写真

新千歳空港は北海道最大の空港で、鉄道や高速道路のアクセスも良く、北海道の空の玄関口となっています。

H.C.栃木日光アイスバックスVS王子イーグルス(下写真)

氷の上でオレンジと白いユニフォームの選手がスティックでパックの奪い合いをしているアイスバックス対イーグルスの試合の様子の写真

明治44(1911)年に古河鉱業会社日光電気精銅所に創設されたアイスホッケー部は、大正14(1925)年に古河電工アイスホッケー部となった日本最古のアイスホッケーチームです。
一方、王子製紙苫小牧工場の職員によって結成された「王子イーグル」は、昭和6(1931)年に「王子製紙アイスホッケー部(平成20(2008)年から王子イーグルスに名称変更)」に昇格しました。
昭和5年(1930)年には全日本アイスホッケー選手権大会の第1回大会が精銅所リンクで開催されています。大会の初期に出場していたのは、古河電工アイスホッケー部と王子製紙アイスホッケー部以外は大学チームだったこともあり、企業チーム同士である両チームは交流を深めていきました。
昭和41(1966)年には古河電工、王子製紙を含む5チームで日本アイスホッケーリーグが設立されています。
現在、廃部した古河電工アイスホッケー部を引き継いだH.C.栃木日光アイスバックスは、王子イーグルスと共に、アジアリーグアイスホッケーに所属し毎年熱戦を繰り広げています。

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