令和3年度テーマ展「見えてきた江戸時代の足尾」
はじめに
昨年開催した「発見!!足尾の戦国時代」の続編として、令和3年度は、テーマ展「見えてきた江戸時代の足尾」を開催します。
足尾は、1590(天正18)年の豊臣秀吉による日光山領没収後も日光山領として存在し、幕末に至ります。また、足尾には幕府直轄の銅山が存在したことから、江戸時代の足尾地域は独特な存在形態を示しています。つまり、日光山門跡領(広義の日光神領に含まれる)としての足尾と、幕府直轄領としての足尾銅山という2つの性質を併せもつ地域でした。本展示では、足尾地域に遺された江戸時代の古文書や民具資料を活用しながら、これまでに見えてきた江戸時代の足尾の特質について紹介します。
なお、これまで、近代以降の足尾銅山関係の研究は比較的充実していましたが、それ以前の足尾地域の近世史研究は、かならずしも十分ではありません。そこで、今回の展示に関連して、今年度中に、近世文書の資料集(仮称『足尾郷の近世史料集」)の発行を併せて行うことにより、足尾地域の近世史研究の足掛かりとするものです。
会場・会期
会場:日光市歴史民俗資料館(日光市今市304-1)
会期:令和3年7月27日(火曜日)~10月31日(日曜日)
- 開館時間:午前9時00分~午後5時00分(最終入館は午後4時30分)
- 休館日:毎週月曜日(祝日の場合は開館し、翌日休館)
- 入館料:無料
会期中のイベント
ギャラリートーク
- 日にち:令和3年7月31日、8月14日、8月28日、9月11日、9月25日、10月9日、10月23日(すべて土曜日)
- 時間:午後1時30分から(事前予約不要)
緊急事態宣言により、8月20日から9月12日までの展示解説は中止となりました。
展示解説パンフレット
令和3年度テーマ展「見えてきた江戸時代の足尾」の展示解説パンフレットです。
この記事に関する問い合わせ先
教育委員会事務局文化財課歴史民俗資料館
電話番号:0288-25-7333
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更新日:2025年10月09日