腸管出血性大腸菌感染症について

腸管出血性大腸菌感染症

O-157をはじめとした腸管出血性大腸菌の感染は、季節を問わず発生します。十分な注意を払って予防対策を心がけましょう。

腸管出血性大腸菌感染症の症状

  • 腸管出血性大腸菌感染症は、菌に汚染された食品や水を介して感染します。また、患者の糞便から感染することもあります。発症すると水様性の下痢、激しい腹痛、血便、嘔吐、高熱などの症状が出ます。
  • 重症化すると脳症や溶血性尿毒症症候群(HUS)などを引き起こす場合もあります。特にHUSは尿の減少、血尿などを起こして、意識障がいなどの重篤な症状を伴うこともあり、乳幼児や高齢者など免疫の低下している人は特に注意が必要です。

腸管出血性大腸菌感染症の予防対策

腸管出血性大腸菌感染症の予防のために、次のことを心がけてください。

  1. 調理や食事の前、トイレの後、動物等に触れた後は、必ず石けんで手をよく洗いましょう。
  2. 牛肉や鶏肉の刺身など、食肉を生で食べることは控えましょう。
  3. 調理については、食品の中心部まで十分に加熱します。十分な加熱とは、中心温度が75度で1分以上の加熱が必要です。
  4. 生肉を焼くためのトングや箸と食べるための箸は必ず別にしましょう。
  5. 調理の際の包丁、まな板や食器など、調理器具は清潔に取り扱ってください。

その他

腸管出血性大腸菌感染症の中でも、特にO-157は、加熱の不十分な食材から感染し、極めて少数の菌で発症し感染症・食中毒をおこします。そのため感染者の便からも簡単に二次感染が起こります。感染すると血便や激しい腹痛(出血性大腸炎)を引き起こし、腎臓機能の障がいや急性脳症など、命にかかわる場合もありますので特に注意が必要です。

  • 厚生労働省ではO-157に関する注意喚起をしています。厚生労働省ホームページ「腸管出血性大腸菌O157等による食中毒」を確認してください。
  • 下痢や腹痛発熱などの症状がありましたら早めに医療機関を受診しましょう。
  • タオルやハンカチの貸し借りはやめましょう。

この記事に関する問い合わせ先

健康福祉部健康課健康推進係
電話番号:0288-21-2756
ファクス番号:0288-21-2968
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