風しんについて
風しんとは
風しんウィルスの飛沫感染によって起こります。潜伏期間は2~3週間です。軽いかぜ症状ではじまり、発疹、発熱、後頸部リンパ節腫脹などが主な症状です。
妊娠初期に風しんに感染すると、胎盤を介して胎児に感染し、生まれてくる子に白内障、心疾患、難聴などの障がいが起こる「先天性風しん症候群」を発症することがあります。
風しんを予防しましょう
平成30年の夏頃から、風しんの患者数が関東地方を中心に増加しています。今までに風しんにかかったことがない方は、予防接種を受けることも検討してください。
- 風しんは、風しんウイルスの飛沫感染によって起こる感染症で、潜伏期間は2週間から3週間程度です。主な症状は全身性の発疹、発熱、首や耳の後ろのリンパ節の腫れ、関節炎などです。
- 今回の流行では、患者の7割が男性で、特に子どもの頃に予防接種を受けていない世代と言われている30歳代から50歳代の男性が多いようです。
- 妊娠中、特に妊娠初期の女性がかかると胎内の赤ちゃんにも感染し、難聴や白内障、心臓疾患などの障がいをもって生まれてくる先天性風しん症候群を起こす恐れがあります。
くわしくは、厚生労働省ホームページで風しんについて確認してください。
また、国立感染症研究所ホームページでは、風しん患者の発生動向の最新情報を掲載しています。
風しんの感染を広げない対策(昭和37年4月2日~昭和54年4月1日生まれの男性対象)
昭和37年4月2日から昭和54年4月1日の間に生まれた男性には、過去に公的に予防接種が行われなかったため、自分が風しんにかかり、家族や周囲の人に広げてしまうおそれがあります。
そこで、この年代の男性の皆さんが抗体検査を受け、必要であれば予防接種を受けることで免疫を持っている人が増え、風しんの流行がなくなることを期待して、風しんの抗体検査と予防接種を原則無料で実施しています。
- 無料で風しんの抗体検査、抗体検査の結果、予防接種が必要とされた方には無料で風しんの予防接種が受けられる制度です。
- 無料で抗体検査や予防接種を受けるためには、住所地の市区町村が発行したクーポン券が必要となります。
- 令和元年度は、昭和47年4月2日から昭和54年4月1日までの間に生まれた男性を対象としてクーポン券を郵送しました。これは国の指針によるもので、対象者を区切って発送したものです。令和2年3月末には昭和37年4月2日から昭和47年4月1日までの間に生まれた男性の方にクーポン券を郵送しています。
クーポン券の有効期限は延長されます
クーポン券はの有効期限が2023年2月と表記されていても、2025年2月まで引き続き使用することができます。
「有効期限2020年3月」、「有効期限2021年3月」、「有効期限2022年2月」または「有効期限2023年2月」と記載されたクーポン券を持っている方は、有効期限の表記はそのままで「有効期限2025年2月」まで使用することができます。
クーポン券を利用した風しんの抗体検査や予防接種について、くわしくは厚生労働省ホームページ「風しんの追加的対策について」を確認してください。
風しん抗体検査(県の事業)
栃木県では風しんの抗体検査を無料で実施しています。
対象となるのは県内に居住する次の1から3のいずれかに該当する方です。
- 妊娠を希望する女性
- 妊娠を希望する女性の配偶者などの同居者
- 風しんの抗体価が低い妊婦の配偶者などの同居者
ただし、過去に風しん抗体検査を受けたことがある方、明らかに風しんの予防接種歴がある方もしくは風しんに罹ったことがある方は対象者から除かれます。
対象となる方で風しん抗体検査を希望する方は、無料で検査を受けることができます。
医療機関で抗体検査を受ける場合
栃木県内の医療機関で風しん抗体検査を受けることができます。
医療機関で風しんの抗体検査を希望する方は、医療機関に申込書を提出して予約してください。また、風しんの抗体検査を実施する医療機関については、リンク先の一覧で確認してください。
申請書や検査の概要はそれぞれPDFファイルを確認してください。
事業の詳細は栃木県ホームページで確認してください。
風しんの抗体検査を受ける方へ (PDFファイル: 210.5KB)
栃木県内(宇都宮市を除く)の成人へのMRまたは風しん予防接種を実施している医療機関
予防接種
妊婦への感染を防ぐために
次に該当する方のうち、明らかに風しんにかかったことがある、予防接種を受けたことがある、または風しんへの抗体が陽性だと確認できた方以外は、任意で予防接種を受けることを検討してください。
- 妊婦の夫、子ども及びその他同居の家族
- 10歳代後半から40歳代の女性(特に、妊娠を希望している方、妊娠する可能性の高い方)
- 産後間もない方
麻しん(はしか)と風しんの予防接種(定期予防接種)
麻しん(はしか)と風しんは予防接種法による定期予防接種です。接種するワクチンは、麻しん風しん混合(MR)ワクチンとなっています。
対象者は第1期として生後12か月から24か月(1歳になってから2歳になるまで)、第2期として小学校入学前1年間(幼稚園・保育園等の年長児)です。
詳しくは「予防接種」の「MR混合ワクチン:麻しんと風しんの混合ワクチン」のページをご覧ください。
定期予防接種以外での風しんの予防接種
定期予防接種以外で風しんの予防接種を希望する方は、任意で受けることとなりますので、かかりつけ医等に相談してください。接種するワクチンは、風しん単独ワクチンまたは麻しん風しん混合(MR)ワクチンとなっています。
日光市では、先天性風しん症候群から赤ちゃんを守るために、成人を対象とした「風しん予防接種費用一部助成」を実施しています。くわしくは、「成人女性等向け風しん予防接種(費用の助成)」のページをご覧ください。
(注意)
- 妊娠中又は妊娠の可能性がある場合は予防接種を受けることは適切ではありません。
- 予防接種後2か月間は妊娠を避けることが必要です。
この記事に関する問い合わせ先
健康福祉部健康課健康推進係
電話番号:0288-21-2756
ファクス番号:0288-21-2968
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更新日:2024年07月19日