夏季に特に注意したい感染症
夏季に流行する感染症
咽頭結膜熱、ヘルパンギーナ、手足口病、伝染性紅斑などに注意が必要です。
タオルやハンカチの貸し借りなどはしないようにしましょう。
感染症を予防するには、適切な手洗いの励行、バランスのとれた栄養と十分な睡眠です。日頃からしっかりと予防しましょう。また、症状がある場合には早めに医療機関を受診しましょう。
咽頭結膜熱
咽頭結膜熱は39度から40度の発熱に始まり、その後にのどの痛み、結膜炎などの症状が3日から5日間制度続きます。プールを介して流行することがあるため、プール熱とも呼ばれます。
- 予防対策としては、手洗いとうがいです。またプールに入る前と入った後はシャワー、洗顔、うがいをしっかりと行ってください。
- ハンカチやタオルの貸し借りはやめましょう。
- 予防するワクチンなどはありません。
ヘルパンギーナ
突然の高熱、のどの痛みなどが症状として現れます。また口の中に小さな水ぶくれができ、やがて水ぶくれが破れ、ただれて痛みを伴います。主に夏季に流行する感染症です。
高熱は38度から40度くらいまで上がり、3日くらい続きます。食欲不振や全身のだるさなどが見られます。乳幼児に多い病気です。
伝染性紅斑
主な症状は顔面に現れる赤い発疹です。平手打ちをされた頬のような強い赤色のため、リンゴ病と呼ばれます。全身や手足にもレース状の紅斑が見られます。赤い発疹が現れる数日前に、発熱や倦怠感、せきや鼻水などのかぜのような症状が出ることもあります。
妊娠中の女性が感染すると流産を起こすことがありますので、特に注意しましょう。
手足口病
子どもを中心に、特に夏に流行する感染症で、特に5歳以下の乳幼児がかかりやすい病気です。
感染してから3日~5日くらい後に、口の中、手のひら、足底などに2ミリメートルほどの水ぶくれのような発疹が出ます。発熱の症状もありますが、高熱にはならないことが多いようです。ほとんどの場合は数日間で治る病気です。
ごくまれに髄膜炎や心筋炎など重症な合併症を起こすことがあるので、症状が改善しない場合には、早めに医療機関を受診しましょう。
この記事に関する問い合わせ先
健康福祉部健康課健康推進係
電話番号:0288-21-2756
ファクス番号:0288-21-2968
問い合わせフォーム
- みなさんの意見を聞かせてください
-
更新日:2024年02月19日