蚊が媒介する感染症について

蚊が媒介する感染症とは

蚊の種類によって感染症の原因となるウイルスをもっているものがあります。ウイルスを持っている蚊に刺されることによってかかってしまう感染症を、蚊媒介感染症といいます。ジカウイルス感染症、デング熱、日本脳炎などがあります。

熱帯や亜熱帯地域に属する海外諸国では、蚊媒介感染症が多く発生しており、海外旅行などで感染して帰国後に症状が出ることもあります。海外旅行のときだけではなく、日ごろから蚊に刺されないように注意しましょう。

ジカウイルス感染症

中南米を中心に、ジカウイルス感染症の感染が多数報告されています。ジカウイルス感染症はデング熱などと同様に、蚊を媒介して感染します。

妊婦の方は流行地域への渡航を控えたほうがよいとされています

ジカウイルスは母体から胎児への感染を起こすことがあり、小頭症などを起こす可能性があります。こうしたことから、妊婦の方は流行地域への渡航を控えたほうがよい、とされています。

流行地域から帰国する方で、帰国時に発熱等の症状がある方や心配な方は、検疫官に相談してください。

また、帰国後に発熱等の症状が出た方、心配なことがある方は最寄りの保健所に相談してください。日光市の最寄りの保健所は、鹿沼市の栃木県県西健康福祉センター(鹿沼市今宮町、電話番号:0289-62-6225)です。

なお、厚生労働省ホームページでジカウイルス感染症に関するくわしい情報を確認できます。

日本脳炎

コガタアカイエカという蚊が媒介する感染症で、蚊に刺されることで感染します。人から人には感染しません。1週間から2週間ほどの潜伏期間を経て、発熱、頭痛、目の奥の痛み、関節痛、発疹などの症状が現れます。

感染していても発症するのは100人から1000人に1人程度といわれていますが、発症すると重い後遺症が残ったり、死亡する場合もある感染症です。

デング熱

ヒトスジシマカやネッタイシマカという蚊が媒介する感染症で、3日間から1週間、長くは2週間くらいの潜伏期間を経て、発熱、頭痛、目の奥の痛み、関節痛、発疹などの症状が現れます。多くは軽症で済みますが、まれに重症型のデング出血熱となることがあります。ヒトスジシマカは日本国内の広い範囲で生息しており、5月下旬から10月下旬が活動時期となります。

デング熱は東南アジアで流行しており、特に今年はフィリピンにおいては感染者数が増加しています。

チクングニア熱、マラリアなど

この記事に関する問い合わせ先

健康福祉部健康課健康推進係
電話番号:0288-21-2756
ファクス番号:0288-21-2968
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