保健関連情報
11月14日は「世界糖尿病デー」です
生活習慣病の一つである糖尿病は初期症状がほとんどなく、悪い状態になってから気づくことが多い病気です。
食べ過ぎや運動不足など日頃の生活習慣の乱れなどにより、血糖値が高い状態が続くと、体中の血管がダメージを受けて動脈硬化が進行し、血管が詰まりやすくなります。
糖尿病を治療せず放置すると、脳梗塞や心血管疾患、糖尿病性網膜症、糖尿病性腎症、糖尿病性神経障害、歯周病など全身に様々な合併症が起こる可能性があります。
糖尿病や生活習慣病を予防するために、年に1度は健康診査を受診し、結果で気になることはかかりつけ医に相談しましょう。また、運動や食事など、生活習慣の見直しが大切です。
1.食事を見直しましょう
(1)1日3食、栄養バランスよく食べる
(2)朝食はしっかり摂る
(3)腹八分を心掛け、食べ過ぎない
(4)ゆっくり、よく噛んで食べる
(5)野菜や海藻、きのこなどの食物繊維を含む食品を多く摂る
(6)脂っぽいものを食べすぎない
(7)減塩を心がける
2.運動習慣を見直しましょう
(1)できるだけ階段を使う
(2)テレビを見ながら、ストレッチや筋トレをする
(3)家事を積極的にこなす
(4)1日、20分以上は歩く
3.禁煙をする
4.飲酒を控える
「糖尿病&腎臓病予防教室」では、今日から始める血糖値を下げるコツや元気な腎臓を保つコツを学べます。糖代謝検査の一つである「ヘモグロビンA1c」が5.6%以上の方はぜひこの機会に詳しく学んで、健康生活をはじめましょう!
熱中症にならないために!
熱中症の発症は、真夏日や熱帯夜の日など暑さのきびしい環境などに起こりやすいといわれています。例年、梅雨入り前から発生し、7月~8月がピークになります。
今年の夏、特にお子さんや高齢の方はもちろん、皆さん一人ひとりが、熱中症を正しく理解し、熱中症対策を心がけましょう。
熱中症を予防するには、以下のことに注意しましょう。
- 暑さを避ける
- 涼しい服装
- こまめな水分補給
- 急に暑くなる日に注意
- 暑さにそなえた体力づくり
- 体調にあわせて行動する
気温の変化に対応するためにも、バランスの良い食事や睡眠、休養をしっかりとって規則正しい生活を心がけましょう。
(寝不足や二日酔い、風邪、下痢の状態、心臓・肺・腎臓機能が低下している人は熱中症になりやすいため、暑いところでの活動には注意する)
脳脊髄液減少症に関する情報
脳脊髄液減少症とはどんな病気?
脳脊髄液減少症は、交通事故やスポーツ外傷(スポーツでの転倒などによる突発的な外傷)など、体への衝撃によって脳脊髄液が漏れ続けることにより、激しい頭痛やめまい、吐き気などさまざまな症状に悩まされる病気です。この疾患は、あまり広く知られていませんが、いつでも誰でも遭遇するような日常的な出来事によって引き起こされる身近な病気です。
脳脊髄液減少症の症状は…
いろいろな症状が出るのが大きな特徴です。
- 頭痛
- 眼の奥の痛み、視力低下
- 動悸、息苦しさ、腹痛
- めまい、ふらつき
- 喉の奥の違和感、物が飲み込みにくい
- 頸部や背中の痛み、腰痛
- 吐き気、疲労感
脳脊髄液減少症の主な原因は……
- 転倒事故(尻もちをついた、転んで頭を強く打ったなど)
- スポーツ外傷(ボールが頭に当たった。試合や練習中に相手とぶつかったなど)
- 交通事故による頸椎捻挫(むち打ち症など)
転倒事故などが発生した後、頭痛やめまいなどの症状が見られる場合は、速やかに医療機関を受診しましょう。また、みなさんの周りで、これらの症状があるのに原因不明で治療を受けていない方がいたら、「脳脊髄液減少症」という病気があることを教えてあげてください。
周囲のみなさんの理解が大切です
患者のみなさんの中には、症状やつらさが外見からはわかりにくいため、周囲から理解されないことにより、単に怠慢であるなどの批判を受け、更につらい思いをされている方がいます。脳脊髄液減少症は、子どもからおとなまで起こりうる病気です。家族や周囲の皆さんの温かい言葉や理解がとても大切です。
脳脊髄液減少症の治療について
脳脊髄液減少症は、診断・治療の基準が確立されていないため、現在、国の研究班において、統一的な診断基準の確立と、有効な治療方法の研究が行われているところです。このため、診療を行うことができる医療機関に関する情報を得るのが困難な状況にあります。そこで、栃木県では、ホームページで脳脊髄液減少症の診療が可能な医療機関のリストを公表しています。
関連情報
この記事に関する問い合わせ先
健康福祉部健康課健康推進係
電話番号:0288-21-2756
ファクス番号:0288-21-2968
問い合わせフォーム
- みなさんの意見を聞かせてください
-



更新日:2025年10月06日