子ども(20歳未満)を対象とした予防接種

子ども(20歳未満)を対象とした予防接種について

予防接種とは、感染症にかからないように、感染症にかかっても重症化を防ぐためのものです。

予防接種を受けることは、お子さんを感染症から守るだけでなく、感染症が大きく流行することを防ぐという大切な社会的役割があります。

日光市では、医療機関で個人ごとに受ける個別接種という方法で予防接種を実施しています。

予防接種を受ける時期は感染症にかかりやすい月齢、年齢などをもとに定められています。くわしくは以下の厚生労働省作成のリーフレットを確認してください。

定期接種

  • 病気の発生及び流行を予防するために、国が予防接種法という法律で、特に予防接種が必要だと定めているものを「定期接種」といいます。
  • 「定期接種」の予防接種には、それぞれ接種するのに最も効果的な時期や必要回数及び接種の間隔などがあり、「標準的な」「標準的には」などと表現されます。
  • かかりつけ医とご相談の上、余裕をもって接種を進めていただきますようお願いいたします。

ロタウイルスワクチンについて

ロタウイルスワクチンは、令和2年10月1日から定期接種となりました。対象となるのは令和2年8月1日以降に生まれたお子さんです。

ロタワクチンは注射剤ではなく、飲むワクチンです。2回飲むワクチンと3回飲むワクチンの2種類あります。最初に受けたワクチンと同じ種類のワクチンで完了しましょう。どちらのワクチンを接種しても、ロタウイルス胃腸炎に対して同様の予防効果があると考えられています。どちらのワクチンも初回接種は生後14週6日までに済ませましょう。

以下のロタウイルスワクチンについてのリーフレットを確認してください。

五種混合について

五種混合ワクチンは令和6年4月1日より定期接種対象ワクチンとなりました。

四種混合ワクチン(ポリオ・百日せき・破傷風・ジフテリア)にヒブワクチンが加わったワクチンです。

すでに四種混合およびヒブで接種を開始している方は、五種混合ではなく四種混合およびヒブで接種を完了してください。

接種方法、対象者、標準的な接種スケジュールについては四種混合と同様です。

以下の「四種混合について」を確認してください。

四種混合について

四種混合ワクチンとは

三種混合ワクチン(百日せき・ジフテリア・破傷風)に不活化ポリオワクチンが加わったワクチンです。

四種混合ワクチン導入後の接種方法について

四種混合ワクチンを計4回(初回3回追加1回)接種します。

四種混合ワクチンの接種について

対象者

生後2ヶ月から90ヶ月未満のお子さん

令和5年4月から生後2ヶ月から接種できるようになりました。

標準的な接種の開始年齢は生後2ヶ月~12ヶ月です。

四種混合ワクチンの標準的な接種スケジュール
三種混合ワクチン、不活化ポリオワクチンと同じ間隔になります。
  • 1期初回接種:20日以上の間隔をおいて3回(標準的には20日~56日の間隔)
  • 1期追加接種:初回接種終了後少なくても6か月以上、標準的に1年から1年半までの間隔をおいて1回

B型肝炎

B型肝炎ウイルスの感染を受けると、急性肝炎となりそのまま回復する場合もあれば、慢性肝炎となる場合もあります。

年齢が小さいほど、急性肝炎の症状は軽いかあるいは症状はあまりはっきりしない一方、ウイルスがそのまま潜んでしまう持続感染の形をとりやすいことが知られています。

小児の場合は肝炎の予防というよりウイルスの持続感染を防ぎ、将来発生するかもしれない慢性肝炎・肝硬変・肝がんを防ごうとすることが最大の目的です。

  • 平成28年10月1日から「定期接種」となりました。平成28年4月1日以降に生まれたお子さんが対象となります。
    1. 接種対象者:生後2か月~1歳未満
    2. 接種回数等:1回目接種後27日以上の間隔をあけて2回目を接種し、1回目接種後139日以上の間隔をあけて3回目を接種します。
    3. 接種方法:市内の指定医療機関で個別接種

MR混合ワクチン:麻しんと風しんの混合ワクチン

麻しんとははしかのことです。麻しん風しんの予防接種は、第1期・第2期での生涯2回接種します。2回 の接種によって免疫がつき、病気の発生を防ぐことができます。各期の対象者は次のとおりですので、対象年齢を確認し、早めに予防接種を受けましょう。

麻しん風しんの予防接種対象者
区分 対象年齢 接種方法
第1期 生後12~24ヶ月未満 市内の指定医療機関で個別接種
第2期 小学校入学前の1年間(今年度は平成30年4月2日から平成31(令和元)年4月1日生まれのお子さん) 市内の指定医療機関で個別接種
  • 接種期間:令和6年4月1日から令和7年3月31日まで
  • 接種費用:市が負担しますが、接種期間を過ぎた場合は自己負担となります。

 

MR混合ワクチンは令和6年1月に製造販売業者により自主回収が実施されたため、ワクチンの供給が不足する恐れがあります。医療機関で予約が取りにくい場合がありますのであらかじめご理解ください。

二種混合(ジフテリア・破傷風混合)予防接種

二種混合予防接種は、幼児期に受けた三種混合ワクチン又は四種混合ワクチン接種の追加接種として実施します。

  1. 接種対象者:小学校6年生(今年度の対象は平成24年4月2日~平成25年4月1日生まれの方)にお知らせしています。小学校6年生を過ぎても13歳未満まで対象となります。
  2. 接種方法:市内の指定医療機関で個別接種
  3. 接種期間:令和6年4月1日~令和7年3月31日(注意:13歳の誕生日の前日までが期限となります)
  4. 接種費用:市が負担しますが、接種期間を過ぎた場合は自己負担になる場合もあります。

水痘(水ぼうそう)

平成26年10月1日から「定期接種」となりました。

  1. 接種対象者:生後1歳~3歳未満
  2. 接種回数等:1回目接種後3か月以上(標準的には6か月~1年)の間隔をあけて2回目を接種
  3. 接種方法:市内の指定医療機関で個別接種

日本脳炎予防接種

日本脳炎の予防接種は、ワクチン接種後に重度の副作用が生じたため、国により、平成17年度から平成21年度まで接種勧奨を差控えていました。その後、新しいワクチンの開発により、新しいワクチンで定期接種として受けられるようになりました。

現在は下記の方を対象に接種勧奨を行っています。

接種をお知らせする年齢
1期初回(2回) 3歳
1期追加 4歳、5歳
2期

小学校4年生(9歳以上の方)

標準的な接種スケジュール

平成19年4月2日以降に生まれたお子さん
  • 接種期間:生後6ヶ月~生後90ヶ月(7歳半)に至るまでの間
  • 1期初回接種(2回):3歳になったら6日以上の間隔をあけて(標準的には6日から28日の間隔をあけて)2回接種する
  • 1期追加接種(1回):2回目から6か月以上(標準的にはおおむね1年)あけて1回
  • 2期接種(1回):9歳~12歳(13歳未満)に1回

特例対象者の接種スケジュール

  • 特例対象者:【平成19年4月1日までに生まれた20歳未満の方】
  • 接種期間:20歳の誕生日の前日までの間は公費で接種できます。
  • 1期初回接種(2回):6日以上の間隔をあけて(標準的には6日から28日あけて)2回接種
  • 1期追加接種(1回):2回目から6か月以上あけて(標準的にはおおむね1年後)1回
  • 2期(1回):3回目の接種の翌日から数えて少なくても6日以上の間隔をおいて接種します。

母子健康手帳を確認して、1期3回の接種が完了していない場合は、早い時期に不足分の接種を受けることをおすすめします。

市内の予防接種実施医療機関

以下の個別予防接種実施医療機関一覧を確認してください。

市外医療機関で予防接種を受ける場合

栃木県内の医療機関で定期予防接種を希望するとき(日光市内医療機関を除く)

栃木県では「栃木県内定期予防接種相互乗り入れ事業」を実施しています。この事業に協力している医療機関では、日光市の予診票または専用の予診票を使用して、日光市内医療機関で接種するのと同様に支払無しで接種することができます。(医療機関により接種可能な予防接種の種類が異なります。)ご希望の方は、事前に健康課までご連絡ください。

接種予約時は、事前に栃木県内相互乗り入れ事業に参加しているか、接種を希望する医療機関または健康課までお問い合わせください。

接種時の持ち物:母子健康手帳、健康保険証、日光市こども医療費受給資格者証、予診票

栃木県内定期予防接種相互乗り入れ事業に参加している医療機関については、予防接種関連情報を確認してください。

県外または上記に該当しない医療機関で定期予防接種を希望するとき(日光市内医療機関を除く)

栃木県外または上記に該当しない医療機関(日光市内医療機関を除く)で定期予防接種を希望する場合、事前に申請が必要です。健康課までお問合せください。

また、接種費用については接種当日に医療機関窓口で全額支払い、後日口座振込み手続きが必要となります。

手続きをしないで先に接種してしまうと助成が受けられませんのでご注意ください。

 

以下の日光市指定外医療機関予防接種受診申請書をご利用ください。

子宮頸がん予防ワクチン(ヒトパピローマウイルス感染症予防ワクチン)について

子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)についての経緯について

  • 平成25年6月14日、国から子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)接種の積極的な勧奨(接種をおすすめすること)を差し控えるようにとの勧告が出されました。これは、ワクチンと持続的な激しい痛みなどの副作用との因果関係が否定できないため、発生頻度等について国民に適切な情報提供ができるまでの間、定期接種を勧奨すべきではない、というものです。
  • 令和3年11月26日付厚生労働省通知「ヒトパピローマウイルス感染症に係る定期接種の今後の対応について」においては、国の審議会において、ワクチンの安全性について特段の懸念が認められないことが確認され、接種による有効性が副反応のリスクを上回ると認められたことから、積極的勧奨の差し控え等の勧告を終了させることが妥当とされ、令和4年度から積極的勧奨を再開することが示されました。

 

日光市の対応

令和4年度からの積極的な接種勧奨再開の通知を受けて、日光市では接種の対象となる方とその保護者様宛に、個別通知を順次発送しました。子宮頸がんワクチンはヒトパピローマウイルス(HPV)感染症を予防するワクチンです。令和5年4月からは2価ワクチン、4価ワクチンに加えて9価ワクチンが使用できるようになりました。9価ワクチンについての情報は、9価ワクチンについてのリーフレットを確認してください。各ワクチンの接種間隔や子宮頸がんとヒトパピローマウイルスとの関係、ワクチン接種の効果や接種による副反応などの情報を記載したリーフレットを確認してください。

厚生労働省では、子宮頸がん予防ワクチン接種についての相談電話を開設しています。

接種を受けられる医療機関

  • 日光市内で子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)接種を実施している医療機関一覧を確認してください。
  • 県内医療機関で接種を実施している医療機関については、予防接種関連情報を確認してください。

子宮頸がん予防ワクチンのキャッチアップ接種について

キャッチアップ接種とは

子宮頸がん予防ワクチンは、平成25年度から令和3年度までは積極的接種勧奨が差し控えられていましたが、令和4年度から積極的な接種勧奨が再開されることになりました。

積極的な勧奨が差し控えられていた期間に、定期接種の対象年齢を過ぎてしまった方を対象に、無料で接種することができる機会を設けることになりました。これをキャッチアップ接種と呼んでいます。

令和6年度キャッチアップ接種の対象者と実施期間

  • 平成9(1997)年4月2日から平成20(2008)年4月1日までに生まれた女子
  • 令和7年3月31日までが実施期間となります。

キャッチアップ接種についての最新情報等

  • 定期接種の対象であった期間に1回だけ接種した場合や、2回だけ接種した場合でも残りの回数分の接種をキャッチアップ接種として受けることができます。
  • 令和5年4月から9価ワクチンがキャッチアップ接種でも使用できるようになりました。キャッチアップ接種対象の方に向けた9価ワクチンのリーフレットを確認してください。
  • 厚生労働省で公開しているキャッチアップ接種についてのリーフレットを確認してください。
  • ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンの接種を逃した方へ~キャッチアップ接種のご案内~も確認してください。
  • 平成19年度生まれの方は、通常の接種対象(小学校6年生から高校1年生相当)の年齢を過ぎてしまっても、キャッチアップ接種期間は公費で接種を受けることができます。

接種を受けられる医療機関

  • 日光市内でキャッチアップ接種を受けられる医療機関一覧を確認してください。
  • 予防接種関連情報を確認してください。

子宮頸がん予防ワクチンを自費で接種した方への接種費用の助成について

子宮頸がん予防ワクチンの積極的な勧奨を差し控えていたことにより、定期接種として子宮頸がん予防ワクチンを受ける機会を逃した方で、定期接種の対象年齢(小学校6年生から高校1年生相当まで)を過ぎて、自費で子宮頸がん予防ワクチンの接種を受けた方に、接種費用を助成します。

対象者

対象となるのは、次の1から3のすべての条件を満たす方です。

  1. 平成9年(1997年)4月2日から平成17年(2005年)4月1日の間に生まれた女子であること
  2. 令和4年4月1日時点で日光市に住民登録があること
  3. 定期接種の対象年齢を過ぎて、令和4年3月31日までに日本国内で子宮頸がん予防ワクチンの接種を受けて、その費用を自費で支払っていること
    • (注意)定期接種の対象年齢とは、小学校6年生から高校1年生相当です。16歳となってから初めての3月31日までが期限です。

助成額

接種を受けた医療機関に対して支払った接種費用

ただし、日光市が定める子宮頸がん予防ワクチンの定期接種に係る助成限度額を上限額とします。

(注意)医療機関までの交通費、宿泊費、医療機関で発行してもらう証明書に係る費用は助成の対象にはなりません。

助成対象となるワクチン

2価(サーバリックス)又は4価(ガーダシル)ワクチン

(注意)定期接種の対象となっていなかった9価ワクチン(シルガード9)は助成の対象とはなりません。

助成申請に必要となる書類等

  • 申請書(様式第1号)
  • 接種を受けた方の住所・生年月日が確認できる書類の写し
  • 接種費用を支払ったことを証明する書類(領収書及び明細書、支払証明書など)の原本
  • 接種記録を確認できる書類(母子健康手帳、接種済証など)の写し
  • 振込希望金融機関の通帳の写し

紛失などにより、接種費用を支払ったことを証明する書類を添付できない場合は添付不要です。この場合助成額は市が定める金額となります。

接種記録を確認できる書類がお手元に無い場合は、接種を受けた医療機関で償還払い申請用証明書(様式第2号)を記入してもらって添付してください。

申請方法

郵送又は健康課の窓口に持参してください。

(注意)各行政センターや各地区センター、出張所では取扱っていません。

申請できる期限

令和7年3月31日まで

任意接種

予防接種を受ける方または保護者と医師との相談によって判断し、行われるものです。

任意(法定外)予防接種はすべて医療機関での個別接種です。任意の予防接種ですので、接種を希望する方は予防効果や副作用についてご理解の上で接種してください。

おたふくかぜ

おたふくかぜワクチンの助成は、令和2年4月1日から費用の一部助成となりました。

おたふくかぜとは

おたふくかぜは、ムンプスウイルスによって起こる急性疾患で、飛沫感染後、増殖したウイルスは全身に広がります。耳下腺の腫れを特徴とするため「流行性耳下腺炎」とも呼ばれ、後遺症として感音性難聴がみられることがあります。

費用助成対象年齢

  • 1歳~年長児のお子さん
  • ただし、今までにおたふくかぜワクチンを接種したことがあるお子さんとおたふくかぜにかかったことがあるお子さんは対象となりません。

助成金額

5,000円(一部助成)

くわしくは

おたふくかぜワクチン予防接種費用一部助成についてのチラシを確認してください。

おたふくかぜワクチン予防接種は任意接種です。受ける前の注意事項を必ずお読みください。

生活保護受給世帯の場合は、全額市が助成します。受ける前に申請が必要となります。

その他予防接種費用助成

市内の予防接種実施医療機関

下記のファイルを確認してください。

市外の医療機関で任意予防接種を希望の場合(事前の申請が必要)

市外で任意予防接種を受ける場合は事前に申請が必要です。健康課までご連絡ください。

また、接種費用については接種当日に医療機関窓口で全額支払い、後日口座振込み手続きが必要となります。

手続きをしないで先に接種してしまうと助成が受けられませんのでご注意ください。

以下の日光市指定外医療機関法定外予防接種受診申請書をご利用ください。

この記事に関するお問い合わせ先

健康福祉部健康課健康推進係
電話番号:0288-21-2756
ファクス番号:0288-21-2968
問い合わせフォーム

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