校務 DX 計画

校務 DX を推進する上での現状と課題

本市においては、全ての小中学校で教職員が組織的な ICT 活用を実践できるよう、 市主催の情報教育担当者研修会の実施、ICT 支援員による校務支援、校内研修支援の実施など、教員の ICT 活用スキル向上のための研修やサポート体制の整備に努めている。また、統合型校務支援システムの導入により、市内で校務が統一化されることで、情報を一元管理したり、各表簿作成の効率化を図ったりするなど、各種業務の改善に取り組んでいる。1 人 1 台端末の活用においては、クラウドツール・グループウェアを活用した教職員間での情報交換や各種資料の共有化など、各校において推進している。その結果として書類のデジタル化が進み、職員会議資料等のペーパーレス化に繋がっている。 しかし、ICT に精通した教職員が多かったり、積極的にDXを推進する管理職がいる学校では取り組みが円滑に進んだりする一方で、教職員のICTスキルやデジタルツー ルの活用意欲に課題が見られる学校もあり、校務DX化の進展には学校間で差が生じている。

校務 DX を推進するための課題解決方針

  • 校務支援システムや学習系クラウドツールを活用することで、教育委員会と学校間における業務連絡の電子化を図り、ファックス 使用機会の縮小を進めていく。
  • 業務の負担軽減に向け、学校のネットワーク状況等を踏まえ、システム化やペーパー レス化の更なる推進等を検討していく。
  • 教育委員会主催の研修会等について、各資料をクラウド上にアップロードし、いつでも参照できる仕組みを整えていく。また、端末利用・持ち込みを基本とし、クラウドサ ービス等の活用を推進していく。
  • 「初等中等教育段階における生成 AI の利用に関する暫定的なガイドライン」に基づき、各種アンケートの作成や集計、案内文作成や文書添削をするなど、校務での生成 AI 活用を推進していく。
  • 全ての学校における教育 DX 化に向けた取り組みの標準化を図っていくために、グループウェア等を利用して校務 DX に関する情報を市内各校に展開するとともに、ICTに関する研修会をより充実させながら教育のDX人材の育成に取り組んでいく。  
  • 「個別最適な学び」と「協働的な学び」の一体的な充実に向けて、各教科等の授業における1人1台端末の日常的な活用を推進し、クラウド上の各教材や学習支援ソフト等を活用した授業の効率化と質の向上を目指していく。

この記事に関する問い合わせ先

教育委員会事務局学校教育課学校教育係
電話番号:0288-21-5167
ファクス番号:0288-21-5185
問い合わせフォーム

みなさんの意見を聞かせてください
このページの内容はわかりやすかったですか?
このページは見つけやすかったですか?