輝き人「SL観光アテンダント中島さん・井池さん」(広報にっこう2022年11月号)

中島美樹(なかじまみき)さん・井池忍(いいけしのぶ)さん

SL観光アテンダント
中島美樹さん(右)
井池忍さん(左)
SLで日光の楽しい思い出の1ページを。
今年運行開始5周年を迎え、7月には新車両C11形123号機が運行を開始したSL大樹。
今回はSLの汽笛とともに、乗客へのおもてなしをする「SL観光アテンダント」を代表して、中島美樹さん・井池忍さんの二名に話を伺いました。
業務内容は?

SL車内での業務として、座席指定券の検札や記念乗車証・アテンダント通信の配布、乗降時の安全確認、市内の観光案内などをしており、現在は9名のアテンダントが交代で3名1組のSL乗務をしています。
それ以外は、イベントの企画やSL展示館での観光案内などをしています。
SLアテンダントを始めたきっかけは?
- 中島…平成29年8月10日から日光にSLが走ることとアテンダントの募集を知り、興味を持っていましたが、家庭との両立に不安があり踏み切れずにいました。しかし、いつかは挑戦してみたいとの思いを諦めきれず令和元年5月に意を決して応募しました。
- 井池…愛知県から日光市へ引っ越してきてすぐの令和元年10月に、SL大樹を見て「SLに携わり観光や接客の業務がしたい!」と思っていたところ、アテンダント募集のポスターを見て応募しました。
業務で意識している点は?

- 中島…仲間とのチームワークです。私たちの一番の目的は、お客さまに「日光に来て良かった!また来たい!」と感じていただくことです。私たちが常に明るく、チームワークを大切にすることが、より良い接客につながると思います。
- 井池…「目配り、気配り、心配り」です。「お客さまが今何を望んでいるのか?お困りではないか?」を常に意識して乗務しています。観光客が下今市駅で最初に会う日光市民が私たちSL観光アテンダントだと思います。お客さまと日光との架け橋になり、他県出身者だからこそわかる日光の魅力をお伝えしています。
印象に残っている出来事は?

- 中島…ある男の子が夏休みの宿題で機関士になる夢を作文につづられました。それを基に、機関士や機関助士からの温かいメッセージを添えて絵本を作成し、今年の6月にその子にプレゼントしたところ、喜んでいただけたことです。
- 井池…入社して間もない時に神奈川県から旅行に来たご夫婦がいらっしゃいました。その日は何気ない会話をしたのですが、半年後、そのご夫婦がまた来てくださり「何回かきてやっと会えた!井池さんに元気をもらいに来たの!」と言葉をいただいたことが、うれしかったです。現在も、定期的にいらっしゃっており、そのたびに「ただいま!」「おかえりなさい!」とあいさつを交わしています。
業務の魅力は?
- 中島…SLは、安全運行のため日頃から陰で整備をする車両係をはじめ、安全運転をする機関士、機関助士などがいて、そこに花を添えるのが私たちSL観光アテンダントの使命だと感じています。
- 井池…沿線から市民の皆さまがSL大樹のお客様に向けて、手を振っておもてなしをしてくださっていることです。車内からお客さまと手を振り返すたびに、街にたくさんの笑顔の花が咲き誇るように感じます。
インタビューを終えて
「沿線地域の皆さまとSL大樹を通して日光を盛り上げる企画に取り組んでいきたいです」と二人とも今後の目標を話されていました。
アテンダントの方々のおもてなしと笑顔により、乗客だけでなく地域がさらに明るく元気づけられることに、とても温かい気持ちになりました。
この記事に関する問い合わせ先
企画総務部秘書広報課シティプロモーション係
電話番号:0288-21-5135
ファクス番号:0288-21-5137
問い合わせフォーム
- みなさんの意見を聞かせてください
-
更新日:2024年02月01日