輝き人「0から農業・宮本大暉さん、佐々木皓宇さん」(広報にっこう2025年2月号)

宮本さんと佐々木さん

0から農業・宮本大暉さん、佐々木皓宇さん

宮本さんと佐々木さん

佐々木皓宇さん、宮本大暉さん

0から農業

「農業」「イチゴ」を通して表現したい地元への想い

今年で3シーズン目を迎えた「0から農業」。保育園からの幼なじみの2人は、「地元への恩返しがしたい」との思いを抱きながら、イチゴ農家として日々奮闘しています。今回は、そんな佐々木さんと宮本さんに話を伺いました。

「0から農業」の原点

佐々木…大学3年生の時、就職について悩んでいました。やりたいことも、なりたいものもありませんでした。そんな中、「僕にとってこれまでの人生で譲れないものや、楽しかった瞬間ってなんだろう」と考えたときに、真っ先に思い出したのが、地元で幼なじみと遊んでいた楽しい記憶でした。遊ぶように楽しく働きたいと思い、宮本に「何か楽しいことして働かない?」と声をかけたのが始まりです。地元は日光で、土地もたくさんあります。漠然とした理由で「農業」を始めることになり、2年間農業の学校に通いました。

イチゴ農家になる

宮本…学校で学んでいく中で、イチゴの魅力に気付いてしまったんです。また、私が大学4年生の時、埼玉にあるイチゴ屋さんで1年程バイトをしていたので、その経験も生かせると思いました。

佐々木…イチゴ農家になると決め、学校を卒業後、まったくゼロからのスタートだった僕たちは、塩野室にある農園に修行にいきました。1年間お世話になり、事業を開始するためのノウハウなどを教わり、やっとの思いで農業を始めることができました。

地元に恩返しを!

佐々木…そもそも、地元の大沢で農業を始めようと思ったきっかけは、純粋に地元が大好きだったからです。2人で放課後に小学校へ行ったり、川遊びをしたり、このような環境が整っていなければ、きっと僕たちは農業をしていないですし、こんなに幸せではなかったと思います。僕たちを育ててくれた地元に恩返しがしたいという思いがあり、その気持ちを込めて、令和6年11月に「農家に感謝を」をテーマに「0フェス」を母校の大沢小学校で開催。たくさんの人が足を運んでくれました。このイベントをきっかけに、参加した子どもたちが、地元への愛着を深めてくれたらうれしいです。そして、今後もイベントを続けていきたいと思います。

0フェスの会場

お客様の一言に!

佐々木…お客様に「おいしかった、また来るよ」と言ってもらえるのが一番うれしいです。実際にその一言が、農家としてのモチベーションにもつながっています。

宮本…栽培を担当しているので、「イチゴが売れなかったらどうしよう」と不安な気持ちでしたが、お客様から、「おいしいよ」って言ってもらえてうれしいですし安心できます。

0から農業のイチゴ

「農業」を盛り上げたい

佐々木…僕たちは行政機関や農業関係者などから、さまざまなサポートをしてもらいました。今後、同じような境遇の方をサポートしたり、次につなげたりできるような働きをして、イチゴ農家や農業全体を盛り上げていきたいと思っています。

宮本…栽培担当として、イチゴの味や質の部分を追求し、データをまとめるなど、僕は栽培に徹したいと思います。そして、僕たちが作った最高のイチゴを地元の人はもちろん、たくさんの人に届けていきたいです。

インタビューを終えて

「地元への恩返し」。インタビューの中で何度も出てきたこの言葉、2人の地元へ貢献したいという気持ちに心が震えました。ぜひ、皆さんも足を運んで、0から農業の「イチゴ」を食べてみませんか。
宮本さんと佐々木さん

この記事に関する問い合わせ先

企画総務部秘書広報課シティプロモーション係
電話番号:0288-21-5135
ファクス番号:0288-21-5137
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