文化財関連施設のご案内

報徳仕法農家住宅

報徳仕法農家住宅

「報徳仕法(ほうとくしほう)」とは、二宮尊徳らによって行われた財政再建政策のことをいいます。

報徳仕法農家住宅は、報徳仕法のモデル事業として行われた補助事業により建設された農家のひとつで、慶応元年(1865年)に建てられました。

この住宅は、経営の成り立たなくなった農家を相続した吉沢村(現日光市吉沢)の清次郎の次男、金助に対して与えたものです。金助はその恩に報いるため、約38アールの荒廃した耕地を復興させました。

当時の農家住宅としての機能と構造を保存していることから、昭和47年(1972年)、日光市指定文化財(建造物)に指定されました。

もとは轟地内にありましたが、道路拡張に伴い、平成15年(2003年)に現在の場所に移築されました。

施設情報

住所 日光市町谷1866-1(「かたくりの湯」敷地内)
開館時間 午前9時~午後3時
休館日 月曜、年末年始(12月29日~1月3日)
入館料 無料

郷土資料館「仲附の旅籠」

郷土資料館「仲附の旅籠」

「仲附(なかつけ)」とは、江戸期から明治期にかけて会津西街道を中心に発達した運送業者のことです。ひとりで5~7頭の馬を引き、旅籠(宿泊所)に泊まりつつ、荷を目的地に運んでいました。

幕末期、藤原宿には5軒の旅籠がありました。そのうちの1つで、明治元年(1868年)に建てられたのが「仲附の旅籠」です。もとは藤原宿にありましたが、昭和56年(1981年)、現在の鬼怒川公園内に移築されました。

この旅籠はかつて「加登屋(かどや)」の屋号で呼ばれ、常時10人前後の仲附が宿泊していたといわれます。

施設情報

住所

日光市藤原19(鬼怒川公園敷地内)
開館時間 午前9時~午後16時
開館日

4月~11月:月、金、土曜日

12月~3月:土曜日 【注意】冬季は土曜日のみの開館となります。

入館料 無料

 

日光市歴史民俗資料館・二宮尊徳記念館

日光市歴史民俗資料館・二宮尊徳記念館

平成18年に2市2町1村が合併し、新しくなった日光市の歴史を、現在の二社一寺の基である「日光山」を軸として 古代から近世までを解説します。

また、この敷地はかつて疲弊した日光の復興のために二宮尊徳が拠点とした「報徳役所」の跡地です。

各地で農村の復興を果たしてきた尊徳が、その集大成として日光で取り組んだ施策について、史料や模型、映像で知ることができます。

施設情報
住所 日光市今市304-1
開館時間

午前9時~午後5時(入館は午後4時15分まで)

休館日

月曜日(国民の祝日に当たる場合は除く)、国民の祝日の翌日、年末年始(12月29日~1月3日)、展示替え期間中

入館料 無料

・同館の詳細については、資料館のページ(ID:1960、6207)を参照してください。

この記事に関する問い合わせ先

教育委員会事務局文化財課文化財係
電話番号:0288-25-3200
ファックス番号:0288-25-7334
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