山田徹 さん(千葉)自然公園財団日光支部職員
日光市移住インタビュー

山田徹さん
- 家族構成
家族2人暮らし(夫婦) - 出身地
千葉県柏市 - 移住した年
2018年 - 勤務先
一般財団法人自然公園財団日光支部
移住は新しい人生が始まる。失敗を恐れず一歩踏み込んでみてください。

質問1. 日光市に移住されたきっかけを教えて下さい。
私は20代の頃から日光市には定期的に訪れていました。若い頃はマウンテンバイクが趣味で日光の林道を回っていたんです。その後はハイキング、温泉など定期的に訪れていました。
都心で30年以上サラリーマンとして働いていたのですが、年齢も50歳を過ぎ、住環境の変化や今後の人生を考える機会など、色んなことが重なった時期があり、心機一転、新たな生活を求め移住を考えたんです。
質問2. 最終的に日光市を選んだポイントは何だったのですか?
私の場合は、日光以外は選択肢になかったです。
日光一択でした!
人との繋がりが一番の理由です。
無くなりつつある里山風景を守るという趣旨に感銘を受け2年ほど前から栗山地域で活動している「日光茅ボッチの会」という会に参加していました。頻繁に通っているうちに、知り合いができたんです。私達が移ってきたときに、茅ボッチの会の方々が歓迎会を開いてくれたりする間柄まで交流を深めることが出来ていたので土地勘含め、不安は特になかった。また千葉に住む母のところへ行くにも、車で行ける距離だったのも大きなポイントでした。

質問3. 今のお仕事について教えていただけますか?
一般財団法人自然公園財団日光支部の公園班として働いています。主に湯元ビジターセンターなどの国立公園内施設の設備点検、維持修繕などの仕事をしています。
私は移住してから仕事を探したのですが、お仕事に関しても茅ボッチの会の方から紹介して頂き、大好きな自然の中で仕事が出来ていることは本当に嬉しく、喜びを感じています。自然が好きで、目指すべき目標が一緒の方と仕事をしていることで、精神的にストレスを感じることもありません。今の環境が私に合っているんだと実感しています。
質問4. 日光市の制度で助かったなというものはありますか?
これは移住前になるんですが、日光市には移住体験の家(注)という、いきなり移住するのは不安だな、という方に向けたお試し住宅制度があるんです。私は日光に住むことを決めていたのですが、妻と1週間移住体験しながら、ネットで物件を探し、今の住宅を見つけました。
この体験は本当に貴重でしたね。設備が整っているので体1つで気軽に移住体験できたので、日光への移住を考えている人にはぜひ利用してもらいたいです。
また、日光市では移住に関してのセミナーを都市部で開催しています。
私も移住する前年、都内で県と市が開催する移住セミナーにそれぞれ参加しましたが、実際に移住した方の話を聞いて、具体的に移住への考えが深まりました。このような催しが身近で開催されるのは良い機会でしたね。
(注:移住体験の家は令和2年12月31日をもって廃止となりました)

質問5. 引っ越してから何か困ったことなどありましたか?
今のところあまり困ったことは感じていません。周辺環境は整っているので。
強いて言えば、今住んでいる地区から最寄り駅までの交通手段が少ないことですかね。私は飲み歩きが好きなんですが、日光には良いお酒が揃っているんですけど、飲み屋さんが少ないし、どのお店も夜も早く閉まってしまうんです(笑)
お店で飲食してから帰る手段が少ないのは少し残念ですね。
質問6. 今後の日光市に期待することは?
支援制度の拡充ですね。私のような世代、年配者の福利厚生や、健康面、生活面でのフォローを充実してもらいたいです。高齢者の運転する車の交通事故も心配で、日光では車に乗る高齢者も多いので、免許返納制度についても是非促進してもらいたいです。
また、日光といえばやはり観光。日光では個人で観光ガイドをしている方も多いのですが、日光の観光の魅力を伝える人が活躍出来る環境や場を整えてもらえれば、更に魅力発信に繋がり、もっと日光が元気になるのではないかと考えています。日光で働く個人事業者さんが輝ける制度をもっと確立してもらいたいです。

質問7.日光市の好きなところは?
移住してきた人の為に歓迎会を開いてくれたり、駐車場をお借りしてる農家さんからお野菜のおすそ分けをもらったり。それも人付き合いがあってこそなのかな、と感じています。
日光の自然は奥を極めていくとまだまだ知らない自然がたくさん。パンフレットやガイドブックではわからない楽しみがある。場所でいうと、私はやはり奥鬼怒が好きですね。山深いところがお薦め。まだまだ移住して日が浅いので、まだ知らない日光を探したいです。
質問8.最後に移住や引っ越しを検討している方へアドバイスお願いします。
まずは自分から「行ってみたい!」という場所を探して、自分の足で歩いて欲しい。そこで出会う人や発見するものに影響を受けること。地区ごとの催しも多く、イベントに参加し、人と触れ合って欲しい。通って欲しい。日光市は広いからこそ、その人のスタイルにあった場所があるはず。先入観を持たず、色んな日光に触れて欲しいと思います。
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茅ボッチの会での会員活動を通じ地元の方との交流をしてます。
この記事に関する問い合わせ先
地域振興部地域振興課地域政策係
電話番号:0288-21-5147
ファクス番号:0288-21-5137
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更新日:2024年08月06日