性暴力被害
性犯罪・性暴力
あなたの心と体は、あなた自身のものです。
望まない、同意のない性的な行為や発言は、すべて性暴力であり、重大な人権侵害です。
性暴力は、年齢、性別、立場、相手との関係にかかわらず起こります。
性暴力は、身近な人や夫婦・恋人の間でも起こります。
セクシャリティなどは関係ありません。
男性・男の子でも、同性の間でも起こります。
望まない、同意のない性的な行為や発言は、犯罪です。
(内閣府男女共同参画局ホームページ)
男性・男の子の性被害
性被害は性別にかかわらずだれにでも起こりえます。どんな場合であってもあなたは悪くありません。
「男性・男の子が被害にあうはずがない」
「男性・男の子なら抵抗できるはず」
「男性・男の子が被害にあうのは恥ずかしい」
これらは間違った思い込みです。
からだが反応したとしても、それは性的な行為に同意した証ではなく、自然な生理反応であり、あなたの気持ちとはまったく関係がありません。どんな場合であってもあなたは悪くありません。
JKビジネス・AV出演問題
モデル・アイドルになりたいという憧れの気持ちを利用し、AVに出演させられる被害が起きています。
(内閣府男女共同参画局ホームページ)
(内閣府男女共同参画局ホームページ)
レイプドラッグ
レイプドラッグ(睡眠薬)などを飲まされ、意識を失っている間に性暴力の被害にあったケースもあります。
(内閣府男女共同参画局ホームページ)
性暴力に関する誤った認識
性暴力の加害者は「まったく知らない人」が多いと思われがちですが、実際には顔見知りからの被害のほうが大多数です。また次のことはすべて性暴力です。
- 望まないセックス、キス、プライベートゾーン(水着でかくれる部分・顔・口)を見せる、さわる、さわらせること。
- 痴漢、盗撮。
- 性的な暴力によるDV。
- ポルノを見せること、出演させること。
- リベンジポルノ(いやがらせ目的で元交際相手や思いを寄せた相手などの性的な写真や動画をインターネットで公開すること。)
- セクシャルハラスメントなど。
被害後におこる主な変化
ぼーっとして集中できない。気持ちがとても動揺する。他人事のような気がする。精神的に不安定になる。被害の状況が突然よみがえる。被害前後の記憶があいまい。記憶がない部分がある。イライラして落ち着かない。夜眠れない。感情がなくなった気がする。小さな物音にも過敏になる。自分を責める。事件のことを思い出すような場所や物を避ける。など。
これら変化は、被害後一定の時間が過ぎると少しずつ落ち着いていくと言われていますが、個人差があります。回復のために次のようなことが役に立ちます。
- 安全な場所、安心できる場所にいる、移動する。
- 信頼できる人に相談する。
- 無理をせずしっかりと休養するなど。
けがの手当てや望まない妊娠・性感染症を防ぐため、なるべく早めに医療機関に相談し、体のケアを受けてください。
ひがいにあったこどもたちへ
あなたのこころとからだは、あなただけのもので、とても大切です。
いやなことは、あいてに「いやだ」「やめて」とはっきり言っていいんですよ。
いやなことがおきたら、すぐそこからはなれましょう。
いやなことがおきてしまったら、安心できる大人に話してください。
あなたは悪くありません。あなたはひとりではありません。
じぶんのからだの大切なところ(水着でかくれるところや顔、口)は、ほかの人に見せたりさわらせたりしないようにしましょう。
ほかのひとのこころとからだもじぶんと同じように大切です。
ほかのひとのからだの大切なところも、見たりさわったりしないようにしましょう。
じぶんにされていやなことは、ほかの人にもしないようにしましょう。
いやなことがおきたら、安心できる大人に話してください。あなたは悪くありません。あなたはひとりではありません。
からだの変化 | ねむれない、こわいゆめをみる、朝おきられない、きもちが悪い、ごはんがおいしく食べられないなど。 |
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こころの変化 | なぜかわからないけどなみだがでる、どうして悲しいのかわからない、はずかしい、ひとに言えない、ちょっとした音にもおどろくなど。 |
行動の変化 | 学校に行きたくなくなる、ひとりで眠れない、じっとしていられない、べんきょうに集中できないなど。 |
(文部科学省ホームページ)
こどもたちのために大人ができること
こどもへの性暴力は、身近な人でも気づきにくいものです。それでも保護者のみなさん、こどもと関わりのある大人のみなさんにはできることがあります。
大人のみなさんができること、それは「こどもが見せるSOSのサインに早期に気付くこと」です。
こどもの異変やSOSに気づけるような関係・環境をつくるために、日ごろからコミュニケーションをとり、こどもの気持ちをよく聞いてください。
こどもの話を聞く時の注意
- こどもの安全を確保し、必要なケアを受けられるようにしてください。
- こどもに聞きすぎないようにしてください。また、なるべく早く専門の相談機関に相談してください。
- こどもの話を聞く大人のみなさんも、みなさん自身のこころとからだにも気を配り、無理をしないでください。
(内閣府男女共同参画局ホームページ)
相談された時
性暴力被害にあうと、被害にあわれた方だけではなく、身近な人にも大きな影響を与えてしまいます。
でも、みなさんは被害にあわれた方にとって、安心や信頼を与えることができる重要な方です。あなたができることは、
- 被害にあわれた方の安全を確保してください。
- 「あなたは悪くない。」と繰り返し伝えてください。
- 信じて話を聞いてください。
- 気持ちを丁寧に聞き、そのまま受け止めてください。など。
あなた自身の心と体にも気を配り、無理をしないでください。
また、身近な人の言動により、被害者がさらに傷つく二次被害がおこることがあります。次のような言動や間違った思い込みに気をつけて接してください。
二次被害となる言葉 |
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間違った思い込み |
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職務上相談を受ける立場の方へ
被害を打ち明けてくれた場合、被害の詳細を聞く必要はありません。何度も被害の状況を聞かないほうがいい場合もあります。被害者の方のための相談窓口があり、様々な支援を受けられることを伝えてあげてください。本人の同意を得た場合、あなたから相談窓口に連絡してもいいかもしれません。
相談窓口
相談員があなたの話しに耳を傾けます。ひとりで悩まず相談してください。
また、被害にあわれた方から相談されたら、相談窓口があることを伝えてください。秘密は必ず守ります。
相談機関 | 電話番号 | 相談時間等 |
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日光市暴力相談支援センター (日光市女性相談ほっとライン) | 0288-30-4140 | 月曜日~金曜日 8時30分~17時15分(祝休日・年末年始はお休みです。) |
とちぎ性暴力被害者サポートセンター(とちエール) | 028-678-8200 |
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栃木県警察警察による犯罪被害者支援 | 0120-363-339または#8103(ハートさん) | 月曜日~金曜日 8時30分~17時15分 時間外は警察本部の当直で対応 |
(栃木県ホームページ)
相談機関 | 電話番号 | 相談時間等 |
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認定NPO法人ウイメンズハウスとちぎ | 028-621-9993 | 月曜日~金曜日 9時~17時(祝休日・年末年始はお休みです。) |
電話番号等 | 内容・相談時間 |
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#8891(はやくワンストップ) | 性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センター全国共通短縮ダイヤル |
CureTime(キュアタイム) | 性暴力に関するSNS相談「CureTime(キュアタイム)」 SNS(チャット)での相談 毎日17時~21時 |
悪質ホストクラブに注意してください。
ホストクラブに借金(ツケ)がたまって払えない。
ツケがたまり、ホストから売春を勧められた。
娘や知り合いがホストクラブにはまり、多額の借金を背負い困っている。
悪質ホストクラブの悩み、ひとりで抱えないで相談してみませんか。
相談内容 | 電話番号 | 受付時間等 |
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ホストに売春を強要されている、追われているなど、性犯罪被害の相談は最寄りの警察署への通報または警察相談専用電話 | #9110 | 警察相談専用電話については、土日祝日及び夜間は、当直または音声案内等により対応しています。 |
性犯罪・性暴力被害の相談は性被害・性暴力被害者のためのワンストップ支援センター |
全国共通番号 #8891 |
24時間365日 |
ホストクラブとの契約などにおける消費者トラブルの相談は消費者ホットライン |
全国共通番号 188 |
平日9時~17時 土日祝日10時~16時など 各消費者生活センターによって受付時間が異なります。 年末年始(12月29日~1月3日)を除く。 |
売掛金の契約取消の手続など、法的トラブルの相談は法テラス(日本司法支援センター) |
ナビダイヤル 0570-078374 |
平日9時~21時 土曜日9時~17時 祝日、年末年始(12月29日~1月3日)を除く。 |
栃木県 とちぎ男女共同参画センター |
028-665-8720 |
月曜日~日曜日9時~16時 祝休日、年末年始を除く。 |
若年層の性暴力被害予防月間
毎年4月は「若年層の性暴力被害予防月間」です。
10代・20代に対する性暴力の手口が巧妙になっています。望まない性的な行為は、どんな理由・相手でも性暴力です。性暴力に関する情報をみんなで共有して、社会全体で性暴力をなくしていきましょう。
「被害にあっているかも。」と思ったら、ひとりで悩まずご相談ください。
(内閣府男女共同参画局ホームページ)
女性に対する暴力をなくす運動
この記事に関する問い合わせ先
健康福祉部子ども家庭支援課子ども家庭係
電話番号:0288-21-5148
ファクス番号:0288-21-5105
問い合わせフォーム
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更新日:2025年03月28日