小児用肺炎球菌ワクチン

肺炎球菌感染症

肺炎球菌感染症とは、肺炎球菌という細菌によって引き起こされる病気です。この菌は、集団生活が始まるとほとんどの子どもが持っているといわれるもので、主に気道の分泌物により感染を起こします。これらの菌が何らかのきっかけで進展することで、肺炎や中耳炎、髄膜炎などの重い合併症を起こすことがあります。

小児用肺炎球菌のワクチンについて

小児用肺炎球菌には90以上の種類があり、沈降15価肺炎球菌結合ワクチンはそのうち15種類、沈降20価肺炎球菌結合ワクチンは20種類の肺炎球菌に対して予防効果があります。

使用するワクチン

  • 沈降15価肺炎球菌結合ワクチン(PVC15)令和6年4月以降
  • 沈降20価肺炎球菌結合ワクチン(PVC20)令和6年10月以降

注意:沈降15価肺炎球菌結合ワクチン(PCV15)で接種を開始した方は、原則としてPCV15ですべての接種を行ってください。

接種回数について

小児用肺炎球菌の予防接種は、初回接種の開始時の月齢ごとに以下の方法により実施します。接種の前に、必ず確認しましょう。

小児用肺炎球菌の予防接種について
接種開始年齢 接種間隔

接種回数

生後2カ月以上
生後7カ月未満
初回 生後12カ月までに27日以上の間隔をあけて3回接種する。
(2回目の注射は生後12カ月に至るまでに行うこととし、それを超えた場合は3回目の接種は行わない。また、2回目及び3回目の注射は生後24カ月に至るまでに接種することとし、それを超えた場合は接種は行わない。ただし、いずれも下記の追加接種は可能。)
3回
生後2カ月以上
生後7カ月未満
追加 初回接種終了後60日以上の間隔をあけて、生後12カ月以降に1回接種する。 1回
生後7カ月以上
生後12カ月未満
初回 生後12カ月までに27日以上の間隔をあけて2回接種する。
(2回目の注射は生後24カ月に至るまでに接種することとし、それを超える場合は接種は行わない。ただし、下記の追加接種は可能。)
2回
生後7カ月以上
生後12カ月未満
追加 初回接種終了後60日以上の間隔をあけて、生後12カ月以降に1回接種する。 1回
生後12カ月以上
生後24カ月未満
  60日以上の間隔をあけて2回接種する。 2回
生後24カ月以上
生後60カ月未満
    1回

 

小児用肺炎球菌ワクチンの詳細については、以下の厚生労働省ホームページをご確認ください。

この記事に関する問い合わせ先

健康福祉部健康課健康推進係
電話番号:0288-21-2756
ファクス番号:0288-21-2968
問い合わせフォーム

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