これからの医療・介護について
将来の医療・介護ニーズ
人口減少・少子高齢化
国の「新たな地域医療構想等に関する検討会」の取りまとめ(令和6年12月)では、今後、高齢者人口(65歳以上)は、大都市部を中心に増加、過疎地域を中心に減少する一方、生産年齢人口(15~64歳)は、ほぼすべての地域で減少すると見込んでいます。
日光市域は、急速な人口減少ととともに、生産年齢人口と高齢者人口の減少が同時に進行すると見込まれており、高齢化率(65歳以上の総人口に対する割合)は、生産年齢人口の急速な減少を背景に、2040年に46%に達すると予測(注釈)しています。
特に注目されるのは、2040年における75歳以上の割合が約3割に達すること、さらに、85歳以上の人口増加が見込まれるなど、「高齢者の高齢化」が顕著になることです。
注釈:国立社会保障・人口問題研究所・地域別将来推計人口(令和5年推計)より



医療・介護ニーズの変化
地域医療情報システム(日本医師会)の医療介護需要予測によると、国全体では、人口減少と大都市部の高齢者人口の増加などから、医療需要は横ばい、介護需要は増加と予測されます。
一方、日光市域では、高齢者人口の減少などを背景に、医療需要は緩やかに減少、介護需要も2030年をピークに減少に転じると推計しています。
また、85歳以上の増加に伴い、要介護認定率が高く、複数の慢性疾患や認知症を抱えるなど、医療だけでなく介護や生活支援も複合的に必要となる方の増加が予想されます。
国は、今後、2040年に向けて、高齢者救急以外の急性期医療(手術・入院)や外来医療の需要は減少が見込まれるとしたうえで、過疎地域においては、患者や医療従事者の減少に対応しながら地域の実情に応じて必要な医療機能を維持することが課題としています。
地域における医療の役割
今後、求められる医療
医療と介護の複合ニーズの増加を踏まえ、今後、病気を治すことに主眼を置く、「治す医療」だけでなく、医療を通じて支援する「治し、支える医療」が求められます。
国は、人口減少と85歳以上の高齢者の増加を見据え、すべての地域・すべて世代が、適切に医療・介護を受けながら生活し、必要に応じて入院して、日常生活に戻ることができる医療提供体制を築く必要があるとしています。
このため、限りある医療資源(医療施設や人材など)を最適化・効率化しつつ、「治す治療」と「治し、支える医療」を担う医療機関の役割分担を明確化し、患者の日常の健康管理から入院医療まで地域の医療機関が連携してカバーする地域完結型医療(注釈)が求められます。
注釈:人口減少・少子高齢化により医療ニーズが変化する中で、地域の限られた医療資源(医師人材や医療施設)を有効に利用するため、個々の医療機関が、担う役割を明確にし、機能を分担することで、地域全体で必要な医療提供を行うとするもの。
地域完結型の医療の実現に向けて
【地域完結型医療のイメージ図】
地域完結型の医療には、在宅医療の提供、緊急時の適切な患者の受け入れ(状態安定化)、急性期を経過した患者の在宅復帰に向けた医療やリハビリテーション、長期にわたり療養が必要な患者の入院・入所などの包括的支援体制が必要です。
また、その実現には、「高齢者救急への対応」、「在宅医療への対応」、「医療の質と人材確保」、「地域に必要な医療提供の維持」が重要ポイントとなります。
高齢者救急では、受入体制の強化とともに、筋力低下によるADL(日常生活の動作)低下を防止するため、入院早期から必要なリハビリテーションを提供し、早期に自宅等に戻ることができる支援体制が必要です。
また、在宅医療、医療の質と人材確保及び地域に必要な医療提供の維持への対応を含め、包括的な取り組みが求められます。
医療機関への適切な受診 ~健康寿命の延伸に向けて~
地域医療を支えていくためには、皆さんも「地域の医療を支える一人」との意識を持ち、自らの健康管理と適切な受診行動を心掛けることが大切です。
生活習慣病の予防・重症化や認知症の予防などに心掛け、健康寿命(健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間)の延伸に努めましょう。
普段から健康管理を心がけましょう
普段から、「自分の健康は自分で守る」との意識を持ち、健康管理(質の高い睡眠、バランスの取れた食事、定期的な運動)の心掛けが大切です。
病気の予防、早期発見・早期治療が大切です
健やかな生活を送るため病気を予防すること、病気になっても、少しでも早く、症状に応じた適切な治療を始めることで、改善や進行を抑えることができる場合があります。これまでと変わらぬ生活を続けるためにも、定期の健康診査や適時の受診が大切です。
かかりつけ医を持ちましょう
かかりつけ医は、通常みられる病気やケガに係る医療を担い、病気の予防や健康管理のアドバイス、必要に応じて患者に適切な専門医や専門医療機関を紹介します。身近な地域のかかりつけ医を持つことは、健康管理にも大切です。
かかりつけ薬剤師に相談しましょう
薬による治療のこと、健康や介護に関することなど、患者のニーズに沿った相談に応じることができます。
日光ヘルスケアネットの取り組み
日光市は、地域地域医療連携推進法人日光ヘルスケアネットの社員として同法人に参画しています。日光ヘルスケアネットは、平成31年3月、県知事から医療法に基づく『地域医療連携推進法人』の認定を受け設立されました。
本法人には、日光市のほか、11の医療法人等(市内全ての病院と複数の診療所・介護施設)が参画し、医療機関相互の機能の分担や業務の連携を推進し、地域における医療提供体制の維持・確保に向けて、様々な取り組みを行っています。
くわしくは、下記の日光ヘルスケアネットホームページを確認してください。
日光ヘルスケアネット事務局(健康課内) 電話番号:0288-25-6840
この記事に関する問い合わせ先
健康福祉部健康課健康推進係
電話番号:0288-21-2756
ファクス番号:0288-21-2968
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更新日:2026年01月06日