スズメバチに注意しましょう!
9月から11月は、ハチが攻撃的になる危険な時期です。
特に、夏に雨が少なく、気温が高い場合、スズメバチが大量に発生する可能性が高くなります。
市内でもスズメバチに刺される被害が発生していますので、注意してください。
スズメバチってどんなハチ?

日本には3属17種のスズメバチが生息しています。
スズメバチは巣を作って集団生活をするハチです。木の枝、軒下などのほか、縁の下や地中などに巣をつくるものもいます。
まず、越冬を終えた女王バチが、春から夏にかけて巣作り・産卵をします。そして、夏から秋にかけて働きバチが羽化し、巣作りや幼虫の餌をとるために、活発に活動します。人間を襲うのは、この働きバチです。
秋になると、新女王バチの幼虫が誕生します。働きバチはこれを育て、守るために働きます。この役目を終えると、働きバチは死んでいき、冬を迎えるころ、巣の中は空になります。
新女王バチは羽化した後、春の巣作りに備えるために巣を離れ、朽木や土の中で越冬します。巣は翌年に再利用されることはありません。
スズメバチはなぜ刺すの?
ハチの仲間のうち、人間を攻撃するのは、巣を作って集団生活をするスズメバチやアシナガバチ、ミツバチの仲間だけです。
集団生活をするハチは、自分たちの巣を外敵から守るために攻撃します。中でも、スズメバチは警戒心が強く、攻撃性も高いので注意が必要です。
スズメバチはおしり(腹部)の先にある針で外敵を刺し、強い毒液をその体内に注入します。人間が刺されると、この毒により急性アレルギー反応が起こり、死亡することもあります。
秋は新女王バチが誕生する季節です。働きバチはこれを守るため、より攻撃性を高めています。巣を見つけても絶対に近づかないようにしましょう。
スズメバチの巣を見つけたら

スズメバチの巣は、保温や外敵の侵入を防ぐため、外被で覆われています。巣の出入り口は外被に空いた穴1つで、ここが他のハチの巣とは異なります。
スズメバチに刺されないために最も効果的なことは、とにかく巣に近づかないことです。ハチの巣を見つけたら、無理に駆除しようとせず、専門の業者に任せましょう。
市内のハチの巣駆除業者
(自宅の敷地など、私有地内の巣の駆除を依頼した場合、費用がかかります)
株式会社近代環境整備社 | 電話番号:0288-26-3962 |
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ナガオカ・サニタリー | 電話番号:0288-22-4614 |
有限会社ニッセン栃木 | 電話番号:0288-53-5531 |
スズメバチに刺されないために
スズメバチに刺されないために、普段から次の点について注意しましょう。
- 黒いものを攻撃する習性があるため、白っぽい服装を心がける
- 整髪料・香水など、においの強いものは避ける。
- スズメバチに遭遇したら、後ろにゆっくり下がりながら逃げる。
- 手やタオルで払わずに、身を低くしてやり過ごす。
刺されてしまったら
スズメバチに刺されたら、次の応急処置をして、すぐに医療機関で受診しましょう。
- 市販の吸い出し器や手でつまみ、ハチの毒を絞り出す(口で吸い出すのは危険ですのでやめましょう)。
- 患部を水で洗う(毒素を洗い出し、患部を冷やします)。
この記事に関する問い合わせ先
市民生活部生活安全課くらし安心係
電話番号:0288-21-5112
ファクス番号:0288-21-5121
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更新日:2024年04月15日